新宗教[語句情報] » 新宗教

「新宗教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新宗教の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
ることにいたしますわ」 (註)(一)アルビ教徒――南フランス、アルビに起りし新宗教、摩尼教の影響をうけて、新約聖書のすべてを否定したるによって、法王インノセ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
を画するものは満州事変以来だということである。この事変以来、平均日に幾つかずつの新宗教が発生しているそうである。以て新興宗教の「新興」ということの社会的意義が推....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
めに彼に対して怨《うらみ》を抱《いだ》くこととなったが、終に或機会をもって、彼は新宗教を輸入唱導して国教を顛覆し、且つまた詭弁を弄して青年の思想を惑乱する者であ....
自由人」より 著者:豊島与志雄
凡そ世界中で極東ほど、多くの迷信邪教が起ったり消えたりするところはありますまい。新宗教或は反宗教に徹底すればまだよいが、単なる無信仰のままに放置されてるからです....
南島譚」より 著者:中島敦
われるものが起っていた。パラオ在来の俗信と基督《キリスト》教とを混ぜ合せた一種の新宗教結社が島民の間に出来上り、それが治安に害ありと見做されて、「神様狩」の名の....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
れているまでになった。 信州は維新当時廃仏毀釈の行われた所であるだけに、外来の新宗教の入り易い点があった。近村にはすでにメソヂスト派の牧師がおり、土地で名の知....
決闘」より 著者:神西清
の一致が顕微鏡の下で行われるか、新しいハムレットの独白においてであるか、それとも新宗教としてであるかは僕は知らん。だがそうなるより先に、地球が氷の層で蔽われてし....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
の国の誰それ様だとも言いかねるものが多いのです。ところが大本教だの何だのと色々の新宗教がみんな天ツ神の本家の化身はオレだと言いたてたがるように、そういう気風や人....
親鸞」より 著者:三木清
は鎌倉時代の仏教の著しい特色をなしている。それはこの時代における宗教改革の運動、新宗教の誕生にとって共通の思想的背景となっている。法然や親鸞、日蓮は言うまでもな....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
はくだりて貧かつ愚なる下等社会の宗教となりて、上等社会は別に学術上組成せる一種の新宗教を講究するに至るべしという。 わが国にて説教に巧みなるものは学識なく、学....