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新宿
「新宿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新宿の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「点鬼簿」より 著者:芥川竜之介
クリイム、パイナアップル、ラム酒、――まだその外にもあったかも知れない。僕は当時
新宿にあった牧場の外の槲《かし》の葉かげにラム酒を飲んだことを覚えている。ラム酒....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
その写真は私の気に入らなかった。今度は相良十吉を遠視電話でよび出すと、彼に六時頃
新宿の十字路街で私の自動車を待っていて呉れるように伝えた。彼の顔色は前日に増して....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
ッと廻って大変だったよ。品物が動かんね、お前の方の店はどうだい」 「駄目ですね。
新宿が近いのですが、よくありませんね。寧ろ甲府方面へ出ます。この鼻緒商売も、不景....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
思い、キモを冷やしたが、夜が明けて聞いてみると世田谷に投弾はなく、近いところでも
新宿のあたりらしい。今度は横浜、川崎もやられたらしい。渋谷―池袋間も不通。ヨコス....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
で伝わり始めた。それはやっぱり鞄|変化《へんげ》に関するものであった。 何でも
新宿の専売局跡の露店《ろてん》街において、昼日中《ひるひなか》のことだが、ゴム靴....
「金属人間」より 著者:海野十三
た金成君だった。 金成君は、それから友人たちにもきいて歩いたけっか、にぎやかな
新宿へ出、鋪道《ほどう》のはしに小さな台を立て、そのうえに、台からはみだしそうな....
「空襲下の日本」より 著者:海野十三
とヌーッと浮んでいるのが、チラリと見えた。 ――昭和×年十一月、帝都の新興街、
新宿附近にて―― 「純ちゃん。まだ云って来ないネ」 少年団の天幕の中に、消灯用....
「火葬国風景」より 著者:海野十三
てものみ一匹出てこないという有様だった。苦しまぎれに、彼はいつもの手で、フラリと
新宿の夜店街へ彷徨いいでた。いつだったか彼はその夜店街で、素晴らしいタネを拾った....
「空襲警報」より 著者:海野十三
天幕のなかに入れた。 「あのゥ、これは大きな声でいえないことだけれど、実は、いま
新宿駅のそばを通ってきたんですがね、駅のところは黒山の人なんで……」 「黒山の人....
「ある男の堕落」より 著者:伊藤野枝
た、田舎々々した白縮緬の兵児帯とが私の頭に残っていました。彼はまだその時までは、
新宿辺で鍛冶屋の職人をしていたのです。 彼が、しげしげと私の家に来るようになっ....
「灯明之巻」より 著者:泉鏡花
ばかりなのである。 また、近頃の色恋は、銀座であろうが、浅草であろうが、山の手
新宿のあたりであろうが、つつしみが浅く、たしなみが薄くなり、次第に面の皮が厚くな....
「縷紅新草」より 著者:泉鏡花
お思い。その築地は、というと、用たしで、歯科医は大廻りに赤坂なんだよ。途中、四谷
新宿へ突抜けの麹町の大通りから三宅坂、日比谷、……銀座へ出る……歌舞伎座の前を真....
「政談十二社」より 著者:泉鏡花
一 東京もはやここは多摩の里、郡の部に属する内藤
新宿の町端に、近頃新開で土の色赤く、日当のいい冠木門から、目のふちほんのりと酔を....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
う。青山の共同生活は半年あまりで解消になつた。伊藤は蒲田へ移り住むことになり私は
新宿のほうの親戚へ寄寓することになつたのである。
新宿へ移つてから従姉のおともなど....
「暗号数字」より 著者:海野十三
_____ 74□)□□□□□□ □□□2 ――――― ※ハ東京
新宿追分「ハマダ」撞球場内ノ世界撞球選手「ジョナソン氏」ノポスターノ裏。 カフス....