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新小説
「新小説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新小説の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「羅生門の後に」より 著者:芥川竜之介
。
爾来《じらい》程なく、鈴木三重吉氏の推薦によって、「芋粥《いもがゆ》」を「
新小説」に発表したが、「新思潮」以外の雑誌に寄稿したのは、寧《むし》ろ「希望」に....
「校正後に」より 著者:芥川竜之介
ゅう」で「さかむし」ではない。気になるから、書き加える。(新思潮第六号)
○僕は
新小説の九月号に「芋粥《いもがゆ》」という小説を書いた。
○まだあき地があるそう....
「西郷隆盛」より 著者:芥川竜之介
のか、この頃になっても、僕の頭を離れない。そこで僕は今、この話を書く事によって、
新小説の編輯者《へんしゅうしゃ》に対する僕の寄稿の責《せめ》を完《まっと》うしよ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
さんの案内で海岸へ遊びに行った。 その時はちょうど寺内内閣ができた時で、僕は『
新小説』の編集者から、寺内内閣の標榜するいわゆる善政についての批評を書くことを頼....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、それがまた延着して、八時を過ぎる頃にようようパリに送り還された。(大正8・9「
新小説」) この紀行は大正八年の夏、パリの客舎で書いたものである。その当時、か....
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
思う。 その後に、鴎外漁史はめずらしく創作の筆を執って、「そめちがえ」一篇を「
新小説」誌上に発表した。私はそれを読んで漁史のような人の上にもある一転機の来たこ....
「科学と文学」より 著者:寺田寅彦
うな堅い伝記物も中学生の机上に見いだされるものであった。同時にまた「国民小説」「
新小説」「明治文庫」「文芸倶楽部」というような純文芸雑誌が現われて、露伴紅葉等多....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
って昔と位置は変っていますが、今でも区役所の傍にあります。 (明治四十五年四月『
新小説』第十七年第四巻) ◇ その御狸様のお告げに、ここに祀って....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
たら、あっぱれの知恵者として世間をおどろかしたかも知れない。 大正十三年二月作「
新小説」....
「電車と風呂」より 著者:寺田寅彦
目あてもないので、おしまいにはとうとう三人で笑い出してしまった。(大正九年五月『
新小説』)....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
くはおぼえていない。活東は俳人であるが、藤村張りの詩を鶴見よりは器用に書いて、『
新小説』などによく投じていた。藤村は活東がかれを敬慕していたことを知っていたにち....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
、此方からも出来るだけ稿を続けることを希望した。 『帝国文学』や『中央公論』や『
新小説』やその他各種の雑誌から氏に寄稿を依頼するようになったので氏は一躍して多忙....
「夜長ノート」より 著者:種田山頭火
氏、上田敏氏、小山内薫氏、鈴木三重吉氏。…… 早稲田文学、文章世界、帝国文学、
新小説。島村抱月氏、田山花袋氏、相馬御風氏、正宗白鳥氏、馬場孤蝶氏、森田草平氏。....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
に来て下さるかもしれない由、私はできるだけたびたびお目にかかりたいのですが、実は
新小説からたびたび頼まれて新年号に「俊寛」をまに合わせるために、二十日までに書き....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ルゲーネフの『ルージン』を初めゴーゴリやガルシンの短篇の飜訳にクツクツとなって『
新小説』や『太陽』や『文芸倶楽部』に寄稿したのはその時代であった。 が、文壇的....