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新局面
「新局面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新局面の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「謀叛論(草稿)」より 著者:徳冨蘆花
れるものでない。――その時節は必ず来る。無論それが終局ではない、人類のあらん限り
新局面は開けてやまぬものである。しかしながら一刹那でも人類の歴史がこの詩的高調、....
「今日の文学と文学賞」より 著者:宮本百合子
れはじめた。文学についての新しい見かた、人間の良心というものの現実生活に即しての
新局面の展開が、文学の上に行われるようになった。有島武郎、芥川龍之介という二人の....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
き人々へ」を初め、婦人の職業と民法の婚姻に関する法律の問題、山川菊栄の婦人運動の
新局面についての論文などをのせた。貞操の問題についても、科学的な立場で研究すると....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
たことないでしょうし、この前野原の叔母さんが見えたときと同じ滞留の内容では、話の
新局面――母の母たる局面がなくて、よくないだろうと思います。或はおかえりの折、熱....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
に甘美であり、泣かしめるばかり調子高く、そして晴れやかにたのしい休息にみたされた
新局面をくりひろげます。 大きく育つ樹はそれが天然だから、その育ちの大さを自分....
「伊豆の国にて」より 著者:平林初之輔
氏も言っていたように記憶する。 「文壇小説」も「探偵小説」もひとしく行き詰まって
新局面の打開を求めているらしいことが、双方の陣営から起こる嘆声によりてうかがわれ....