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新手
「新手〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新手の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
とられたので、山卯の組はみんな引っ込んでしまったんですが、世間は広いもので、また
新手が出て来ましたよ」 「今度は誰が出て来たんだ」と、半七はきいた。 「今度のは....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
じ奴らの仕業であることは判り切っていた。 「だが、今度のは今までと違って、すこし
新手だな」と、半七は笑いながら云った。 「奴らもいろいろに工夫するんですね」と、....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ロイドには無断で商売道具の蝋人形を持って行ってしまったのである。江戸ではまだこの
新手を知るまいと思ったので、かれらはその首をかかえ出して神田や深川で例の軍用金を....
「ネオン横丁殺人事件」より 著者:海野十三
どっちが背が高いんですか」と、横合から帆村がきいた。 「それはね」と、ゆかりは、
新手の質問者の方を見てちょっと顔を赤くして言った。 「どっちもどっちののっぽです....
「ゴールデン・バット事件」より 著者:海野十三
中であるから、たびたび繰返しては見付かってしまう。だから、一つ又一つと苦心をして
新手の方法を考えなければならない。最近ではエドガア・ポオもどきに、密輸入品を人目....
「地球盗難」より 著者:海野十三
藪蚊が群棲していて、襲撃してくるやつを払えば払うほど、人間のいることに気がついた
新手のやつが押しよせてくるのであった。 辻川博士邸内にも、暁の雲間を破った太陽....
「金属人間」より 著者:海野十三
もって応じた。上と下とのはげしいうちあいはしばらくつづいた。警官たちは、どんどん
新手《あらて》をくりだして、怪魔を攻《せ》めたてた。 怪魔はついにふらふらしだ....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
。亀之介は、あたりへ急いで目を走らせたが、戸口のとこへ、さっきの警官を始め二名の
新手の警官が現われて、しずかに中へ入って来た。 「失礼ながらさっきあなたが黒い灰....
「人造人間の秘密」より 著者:海野十三
、こっちへ向かってくるのであった。 博士は、車を停めると、双眼鏡をとりだして、
新手の人造人間部隊をじっと睨んでいたが、 「おお、うしろに、ハンスがいるではない....
「地球要塞」より 著者:海野十三
りなきゃ人類は困るよ。喰べられなければ、生きてゆけないではないか。そこでどういう
新手《しんて》をうつつもりか」 X大使は、さかんに私を追いつめる。そんなことを....
「火星兵団」より 著者:海野十三
うとうなっている。新田先生一人さえ、かなりもてあましぎみだったのに、今度は二人の
新手が飛出した。ことに佐々刑事とは、この前、崖下で組打をやり、その時首を落されて....
「怪塔王」より 著者:海野十三
は、きこえた様子もないのは、ざんねんでありました。 それにつづいて本隊からは、
新手の攻撃機隊がいま現場にむかって急行中であるから、ここしばらくがんばるようにと....
「流線間諜」より 著者:海野十三
。この上どんな殺人的仕掛があるやら分らないし、またいつ危急を聞きつけて、決死的な
新手の団員が殺到してくるか分らない。それを思うと、長居は頗る危険だった。 それ....
「売春婦リゼット」より 著者:岡本かの子
売春婦のリゼットは
新手を考えた。彼女はベッドから起き上りざま大声でわめいた。 「誰かあたしのパパと....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
うに教えたのだ。そこで、シャプリッツキイは前に負けた敵のところへ出かけて行って、
新手の賭けをやった。初めの札で彼は五万ルーブルを賭けて、ソニカで勝ってしまったが....