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新撰字鏡
「新撰字鏡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新撰字鏡の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
熊和邇、佐比持などその種類を別ちおったと知る、国史に※をワニと訓ませ『和名抄』『
新撰字鏡』などその誤りを改めなんだは、その頃の学者博物学に暗かった杜撰《ずさん》....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
次に上述通りの異態な蛇を指す号《な》と移ったものか。 今より千十余年前成った『
新撰字鏡』に、蝮を乃豆知《のづち》と訓《よ》んだ。ほとんど同時に出来た『延喜式神....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
るのである。つまり実際に摺染せずに薫染するような気持と解するのである。また、榛は
新撰字鏡に、叢生曰榛とあるから、灌木の藪をいうことで、それならばやはり黄葉の心持....
「辞書」より 著者:折口信夫
語をあらわす文字を集めている。これは平安朝まで溯ることができる。『倭名類聚鈔』『
新撰字鏡』『伊呂波字類抄』、皆そうである。その前は、ことば――大事な語――を覚え....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
に昔から藤をフジとしているが、しかし千年あまりも昔に出来た我国で一番古い辞書の『
新撰字鏡《しんせんじきょう》』(僧|昌住《しょうじゅう》の著)にはまだこれをフジ....
「植物知識」より 著者:牧野富太郎
それが僧|昌住《しょうじゅう》の著《あらわ》したわが邦《くに》最古の辞書である『
新撰字鏡《しんせんじきょう》』に載《の》っている。ゆえにこれを根拠《こんきょ》と....
「くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
にタニグクまたはククの名あることを知らぬ。 ことに蟾蜍には、和名抄・本草和名・
新撰字鏡・伊呂波字類抄以下、すべて比支(或いは比支加閇留)と訓してあるのである。....