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新教
「新教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新教の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ることなくコペルニクスの考えに賛成した。もちろんそのために彼は敵を得たが、しかし
新教国たるオランダ及びスウェーデンに安全な逃げ場所を見出した。惜しいことには彼は....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
から発見されたのだよ。いや言葉を換えて云おう。当時不即不離の態度だったけれども、
新教徒の保護者グスタフス・アドルフス(瑞典王)と対峙していたのが、有名な僧正宰相....
「島原の乱」より 著者:菊池寛
船が碇泊しているのを知った。直ちに廻送せしめ、城へ石火矢を放たせた。阿蘭陀は当時
新教でカソリック教とは新旧の違いこそあれ同じ宗教の為に闘って居る城へ、大砲を撃ち....
「故郷を想う」より 著者:金史良
ために、幾度母に責め諫められながらもついにあの姉を小学校にさえ出さなかった。女に
新教育は許せないというのである。いくら泣き喚いても、それは無駄であった。でも彼女....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
つづけた。それは又いつの間にか僕に生活力を与えていた。しかし僕は晩年のメリメエの
新教徒になっていたことを知ると、俄かに仮面のかげにあるメリメエの顔を感じ出した。....
「端午節」より 著者:井上紅梅
これは」 高尚でないという説を聞いたその日の晩、彼はお惣菜を眺めてそう言った。
新教育を受けたことのない奥さんには学名もなければ雅号もなかった。だから別に何と言....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
も云いたいものが、メラメラと盛り上って来た。「そうなって、当時の瑞西を考えると、
新教アナバプチスト派の侵入をうけていて、加特力の牙城が危胎に瀕していたのですから....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
助にはなったであろう。多くの面から海外事情をコクメイに調べて、切支丹を禁教しても
新教国のオランダと宗教ぬきで貿易できる見究めがハッキリしてのち切支丹を国禁した。....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
てであった。 古来から切支丹|伴天連の妖術という。伴天連はパードレ、神父の意。
新教の牧師に当る。彼らは布教の始めに当って、客寄せというような意味で手品などもや....
「ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
たが夫れを小策に使ったため教界を腐敗させそのためルーテルをして宗教改革を叫ばしめ
新教を樹立させカソリック教を衰運におとし入れたものの、ルネッサン期の大芸術家、又....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
生の仏教を盲信することは実に酷いもので、全くこの辺に行われて居るのは旧教ばかりで
新教派は一人もない。博士はもと
新教派の教育を受けたる清浄無垢の僧侶で、二十年間セ....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
、かかる彼女について痛憤の手を絞るのである。なぜ彼女は大胆に、明快に、ヨーロッパ
新教徒の盟主として一歩を進めて、オランダの王位を取らなかったのか、なぜまた、旧教....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
と称するも、その国特有の宗派を用う。すなわち、ロシアはギリシア教を用い、ドイツは
新教を用い、フランスは旧教を用い、英国および米国は
新教を用うるなり。しかして、ロ....
「西航日録」より 著者:井上円了
々はルター翁の徳を慕い、この地にはなおもと住んだ建物が残されている。) かかる
新教開立の霊場なるも、当日、余のほかに一人の参拝者を見ざるは奇怪なり。また、ルタ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
人くらい就席しおれり。これによりてみるも、旧教の方勢力あるに似たり。さらにほかの
新教の寺に詣するに、これまた堂内三分の二の空席を余す。聞くところによるに、当日は....