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新旧
「新旧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新旧の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
する一種の審美的宗教すなわち茶道の域に達す――茶道は社会の上下を通じて広まる――
新旧両世界の誤解――西洋における茶の崇拝――欧州の古い文献に現われた茶の記録――....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
い、目まぐるしい世のなかに堪えられないのも無理はない。(大正13・12「女性」)
新旧東京雑題 東京でいちじるしく廃れたものは祭礼である。江戸以来の三大祭りとい....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
聖僧に関する屍光現象に注目したのだ。ところが、アヴリノの『聖僧奇蹟集』を読むと、
新旧両教徒の葛藤が最もはなはだしかった一六二五年から三〇年までの五年ほどの間に、....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
文人の多くは、ニヒリスト然たる壁訴訟をしているに関わらず、意外なる楽天家である。
新旧思想の衝突という事を文人の多くは常に口にしておるが、新思想の本家本元たる文人....
「鴛鴦鏡」より 著者:岡本綺堂
部類のものであるかも知れない。 地方には今も往々見ることであるが、ここらも暦が
新旧ともに行なわれていて、盆や正月の場合にも町方では新暦による、在方では旧暦によ....
「山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
いがけぬ事の驚きを、此ごろ新にしたところである。 山越しの阿弥陀像の残るものは、
新旧を数えれば、芸術上の逸品と見られるものだけでも、相当の数にはなるだろう。が、....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
異郷の空のほとんど定期になった半歳の間、ドクタ・ビゲロ、ミセス・ガードナその他の
新旧の友人からの心づくしの数々にかかわらず、感傷に満ちた兄は、その動きやすい詩心....
「妖怪学」より 著者:井上円了
のと仮想してこれを論ずるに、脳中の全部分醒覚するときに限りて、前後を対照してその
新旧を判知することを得べし。しかるに、もし夢中にありてイロのみ醒覚し、ハニホ眠息....
「私の机」より 著者:岡本綺堂
すにも忍びないので、そのまま戸棚の奥に押込んでおくと、その年の九月が例の震災で、
新旧の机とも灰となってしまいました。新の方に未練はなかったが、旧の方は久しい友達....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
、それからそれへと流れ渡るようになった。その晩年の十年あまりは、世の進むに連れて
新旧の男優の群れにもはいっていたが、それはすべて小芝居で、その一座も問題になるよ....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
文化史上頗る興味がある。 加うるに椿岳の生涯は江戸の末李より明治の初期に渡って
新旧文化の渦動に触れている故、その一代記は最もアイロニカルな時代の文化史的及び社....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
(即ち文三)を中心として両親や周囲の人物の性格を同じく極端に延長したものを配して
新旧思想の衝突を描いたのであると、極めて漠然たる話をした事があった。大雑駁にいえ....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
文物に接し、これをその国に伝来し、加うるに当時ギリシアの古文学再興せるをもって、
新旧相合して文明の新元素を醸成するに至れり。これ、すなわち今日の文明の起源なり。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
わる。午後三時、スペイン港ラ・コルニャに着岸す。同国屈指の海港なり。人口四万余、
新旧両市街より成る。家屋は三階、四階にして、欧州ほかの都会と異なることなし。ただ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
み、散兵、横隊、縦隊の三者を必要に応じて或いは同時に、或いは交互に使用した。故に
新旧戦術の根本的差異は人の想像するようには甚だしく目立たず、その時代の人、なかん....