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新柄
「新柄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新柄の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「彼岸過迄」より 著者:夏目漱石
》を見え隠れにここまで跟《つ》いて来て、また見たくもない唐物屋の店先に飾ってある
新柄《しんがら》の襟飾《ネクタイ》だの、絹帽《シルクハット》だの、変《かわ》り縞....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
て下さいな」 「これはこれはお師匠様、わざわざお運びで恐れ入ります、昨日織元から
新柄《しんがら》が届きまして、ただいま持って上ろうと存じておりましたところで、へ....
「めでたき風景」より 著者:小出楢重
らは、自分の毛髪の入れ場所に悩んでいるのだろう。 今や若き男たちは、ネクタイの
新柄を選びパンタロンの縞柄について考え、帽子に好みの会社を発見しつつあるが、婦人....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
ける新芸術の進歩、方向その他一切の技術から遠くフランス画壇の意向から、その尖端の
新柄の土産に至るまで、悉くを眺めつくす事が出来る甚だ便利な封切りものの常設館でも....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
本全体の今年度の絵画の進歩、方向、その他一切の技術から遠くフランス画壇の意向から
新柄のお土産にいたるまで、ことごとく眺めつくすことが出来るはなはだ便利な封切りも....
「母親」より 著者:豊島与志雄
積み上げてある。そこから、一人の店員が出て来る。 「お子様のものでございますか。
新柄がたくさん取揃えてありますが、お幾つぐらいでございましょう。」 信子は眼を....
「両面競牡丹」より 著者:酒井嘉七
うに、前の世から定められていたのでもございましょうか。……私は、『でぱあと』で、
新柄の京染や、帯地の陳列を見せて頂き、かえりには、お母さんのお好きな金つばでも買....
「手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
が古くから伝わり、今も描き続けます。慣れているので筆がよく運び、絵に勢いがあり、
新柄のものに比べて段違いに活々したところがあります。伝統の力で模様に成り切ってい....