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「新次郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新次郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
闇夜の梅」より 著者:三遊亭円朝
でも、外《ほか》の者は、みんな意地が悪くって居られませぬもの、其《そ》ん中でも、新次郎《しんじろう》どんなどは、しんねりむっつりの嫌な人で、私が寝てえると焼芋の....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
の勘兵衛は呶鳴った。 それに励まされて、若い者や小僧は追って出た。そのなかでも新次郎という若い者が一番さきへ駈け出して、お節の右の袂を捉えようとすると、彼女は....
三田社会科学研究会報告」より 著者:野呂栄太郎
伊藤 秀一氏 (ホ)金融資本と帝国主義……猪俣津南雄氏 (ヘ)社会統計学……北沢新次郎氏 右の中(イ)はすでに講了、(ロ)、(ハ)、(ニ)、は目下講義中、(ホ....
深川の散歩」より 著者:永井荷風
中で待っていた。芝居へ入って前の方の平土間《ひらどま》へ陣取る。出方《でかた》は新次郎と言って、阿久の懇意な男であった。一番目は「酒井の太鼓」で、栄升の左衛門、....
まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
、暁民共産党事件に連坐した。我々は建設者同盟をつくり、その指導者とも云う可き北沢新次郎教授が池袋に住んでいたので、その裏に同盟本部を設置して社会主義学生の共同生....
私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
名校長八田三喜先生の存在と相まって進歩的な空気が強かった。この学校の先輩には北沢新次郎、河合栄治郎の両教授のような進歩的学者、作家では芥川龍之介、久保田万太郎の....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
であった。 その時、つれて行ったのが、五男又右衛門|宗矩、その年二十四歳、孫の新次郎|利厳が、まだ十六歳の前髪。 こう二人の鳳雛の手をつれて、家康に謁した。....
黒田如水」より 著者:吉川英治
「ひきうけます。殿には、正面の敵へおかかり下さい」 官兵衛は、母里太兵衛、竹森新次郎、栗山善助などの股肱に兵四、五百をひきつれて、上陸して来る毛利勢に当り、こ....