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「新渡〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新渡の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
白くれない」より 著者:夢野久作
胸のあたりに狙ひを付くる。しかも眼を定めてよく見れば、長崎にて噂にのみ聞きし南蛮新渡来の燧器械付、二|聯筒なり。使ひ狃れたる和尚の物腰、体の構へ、寸毫の逃るゝ隙....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
う。私の無遠慮な批評が少しでもあなたに反省を促せば幸いである。私としてはあなたが新渡戸先生の宗教に赴かれないで、ドストエフスキーの宗教に入られることを切望するの....
私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
学校長をしていた隈本《くまもと》有尚、故人の日高真実、実業家の植村俊平、それから新渡戸《にいとべ》博士諸氏などで、此の外《ほか》にも未だあるだろう。隈本氏は其の....
死者の書」より 著者:折口信夫
を替えて、新しい唐様の端正しさを尽した宮殿が、建ち並ぶ様になった。近い飛鳥から、新渡来の高麗馬に跨って、馬上で通う風流士もあるにはあったが、多くはやはり、鷺栖の....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
ールという新型の速力に驚いて、なんとなくジッとしていられなかったのかも知れない。新渡来のクロールをいちはやく身につけたが、新潟中学は今もって、一度も、水泳で鳴ら....
生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
と、これはどうしてもうまくいかなくなる。 たとえば世の中に渋沢栄一さんだとか、新渡戸稲造さんであるとか、ああいうふうの人は、とても私たちのおよびもつかない良い....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
い。 大正五年五月九日 南洋旅行の途上《とじょう》、信濃丸《しなのまる》船中にて新渡戸稲造《にとべいなぞう》 第一章 男一匹 神と獣類の間に立つ人 外国語で....
霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
してむずかしい。むずかしければこそ藤村君は巌頭に立ち、幾万の人は神経衰弱になる、新渡戸先生でさえ神経衰弱である、鮪のさし身に舌鼓を打ったところで解ける問題でない....
女子教育に就て」より 著者:新渡戸稲造
左は京都大学講師農学博士新渡戸氏が梅花女学校卒業式に於て演説せられしものの大要なり、文責は記者にあり。 ....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
か。三条に続いて燕で、鍋、釜、薬缶の類に忙しい仕事を見せます。東蒲原郡|豊実村|新渡はもう岩代境でありますが、ここで生漉のよい紙を今も作ります。 昔は順徳帝を....
春の雁」より 著者:吉川英治
ぼなんでも、この唐桟を、十七両だなんて」 「高価すぎるかえ」 「ご冗戯でしょう。新渡じゃあござんせんぜ。これくらいな古渡りは、長崎だって滅多にもうある品じゃない....
山の人生」より 著者:柳田国男
は確かである。棄てて顧みられなかったのはむしろ不当であると思う。 これは以前|新渡戸博士から聴いたことで、やはり少しも作り事らしくない話である。陸中|二戸郡の....
野草雑記・野鳥雑記」より 著者:柳田国男
技巧とは、特に少年たちの参与に基づいて、方言の一つの特色となったのである。ただし新渡の農作物、もしくは山野の採取物においても、時の経過と共に遠方への商品となった....
読書と著書」より 著者:矢内原忠雄
味噌をならべることにしよう。 『余の尊敬する人物』はエレミヤ・日蓮・リンコーン・新渡戸博士の四人を含んで居る。初の二人は預言者型の人物であり、後の二人は善き意味....