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新発
「新発〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新発の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
阿賀川《あがのがわ》を切ったことでございます。実にエライ事業でございます。有名の
新発田《しばた》の十万石、今は日本においてたぶん富の中心点であるだろうという所で....
「振動魔」より 著者:海野十三
る方法と些か似ているが、白石博士の固化法では、病巣の第一層を、或る有機物から成る
新発明の材料でもって、強靱でしかも可撓な密着壁膜をつくり、その上に第二層として更....
「鞄らしくない鞄」より 著者:海野十三
残りの角材をぽかりぽかりと割ってみた。すべては、只の角材であるという以外に、何の
新発見もなかった。 「それ見ろ。なんにもないじゃないか。貴様は恩知らずだ。底の知....
「恐竜島」より 著者:海野十三
ケンが、ラウダの肩をたたいた。 「そうだ、落ちつくべきだ。落ちついて、僕のこの
新発見を君等に話すべきだった。君等も希望がもてるんだ」 ラウダは甲板にどかりと....
「天守物語」より 著者:泉鏡花
女童の一人の肩に、袖でつかまって差覗く。 桔梗 ええ、釣れますとも、もっとも、
新発明でございます。 薄 高慢なことをお言いでない。――が、つきましては、念のた....
「人造人間戦車の機密」より 著者:海野十三
ねだりをして来いということでありました」 「なんじゃ、わしにねだるというと、また
新発明の兵器を譲れというのじゃろう。昔の因縁を考えると、わしとて、譲らんでもない....
「火星兵団」より 著者:海野十三
のことについては、いち早く地球人に知らせておいた。地球人は、それに発憤して、何か
新発明の兵器でもつくるかしらんと思ったが、やっぱり智力が足りなかった。わしは、ど....
「大宇宙遠征隊」より 著者:海野十三
写真にとってしらべてみると、この地球にはない元素があることがわかった。しかもこの
新発見の元素は、計算をしてみるとラジウムの一万倍の放射能をもっているといって、世....
「軍用鼠」より 著者:海野十三
人の多くは、いろいろな色彩に分れているにしてもいずれも探偵小説至上論者であって、
新発表の探偵小説は従来|曾て無かりし高踏的のものならざるべからずと叫んでいる。だ....
「露肆」より 著者:泉鏡花
。冷かし数の子の数には漏れず、格子から降るという長い煙草に縁のある、煙草の脂留、
新発明|螺旋仕懸ニッケル製の、巻莨の吸口を売る、気軽な人物。 自から称して技師....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
によく書いたものでも、読んだだけでは、しっかりと、のみ込めない人であった。友人が
新発見の話をして、その価値や、これの影響いかんというようなことを聞かされても、フ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
に棹さすとき) 転句の○○○は、夢さめて失念したるものなりという。その他、夢中
新発明をなしたるがごときは、多くその例を見るところなり。今、左にその説明を与えん....
「迷信解」より 著者:井上円了
「久松はおらず」と書いて張り出だしたものを見た。これは病気の異名より思いついたる
新発明のマジナイである。御札、御守りにもこれに類する滑稽が多い。その一例は、播州....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
えども、往々夢を結びて種々の思想を起こし、あるいは夢中にありて種々工夫思慮して、
新発明をなしたるの例少なからず。これ、いかなる理によるかをたずぬるに、睡眠中とい....
「西航日録」より 著者:井上円了
いたれば、校長は大いに驚き、学校のストライキは余はじめてこれを聞けり、これ日本の
新発明なりといわれたり。わが国の学生の大いに自省自戒すべきことなり。 四月九日....