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新穀
「新穀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新穀の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
明日にもオダルに出向いて糧食購入の方途を立てるべきであろうと考えた。折柄間もなく
新穀の出廻《でまわ》り期を控え、相場の動きも顕著であろうと思われる。思い立つ日が....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
り)は水に潜くので、葛飾のかずへの枕詞とした。葛飾は今の葛飾区一帯。「饗」は神に
新穀を供え祭ること、即ち新嘗の祭をいう。「にへ」は贄で、「にひなめ」は、「にへの....
「三国志」より 著者:吉川英治
祭もなかった。 とはいえ去燕雁来の季節である。洛内の旅舎は忙しい。諸州から秋の
新穀鮮菜美果などおびただしく市にはいってくるし、貢来の絹布や肥馬も輻輳して賑わし....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
いて最も多い。そうしていろいろの変った催し物のない社はたくさんあっても、この日|
新穀の餅強飯を調じて、ささげかついただくのを、祭の楽しみの中心とせぬものは一つだ....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
大正の御大典の際に於かせられても、大甞祭に悠紀殿・主基殿において、天皇陛下はまず
新穀を天津神・国津神に捧げ給うというようなことであります。最古の皇室の御成立の御....