新粧[語句情報] »
新粧
「新粧〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新粧の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「不審庵」より 著者:太宰治
なる事こそ、貴殿の如き芸術家志望の者には望ましく被存候。茶会御出席に依り御心魂の
新粧をも期し得べく、決してむだの事には無之、まずは欣然御応諾当然と心得申者に御座....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
活動しはじめていた婦人作家や女詩人たちの肖像をのせようとせず、「日向代議士夫人の
新粧」として洋装のきむ子夫人の写真をのせたり「代議士犬養毅氏令嗣及夫人」という題....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
再び圓右が宗悦の一節に聴いたような和気|藹々《あいあい》たる洗練東京の「隣組」が
新粧されていようことをせめても私は死後に望んで止まないのみである。 ――やがて....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
称されたが、まだその頃は、伊吹の道誉とおなじように、青い剃り頭も、つまりは時好の
新粧として、清洒を誇っている風に見える。 「では、御諚のほど、再度評定衆へ申しわ....