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新紙
「新紙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新紙の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
も高い。こんな東征軍を動かすほどの莫大な戦費を支弁するためからも、新政府の金札(
新紙幣)が十円から一朱までの五種として発行されたのは、半蔵がこの旅に出てからのこ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ワニと呼ぶ通り、国史のワニは決して※でなく鮫だという事を明治二十六年頃の『日本』
新紙に書いた人があったがなかなかの卓説だ、御名前を忘れたが一献差し上げたいから知....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
など競馬に先だち、乾した蝮の粉を馬に餌《えば》うと、甚だ勇み出すといった。先日の
新紙に近年蛇を薬用のため捕うる事大流行で、鯡《にしん》を焼けば蛇|聚《つど》い来....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
が、食い逃げの妙計、娼妓の手管、銀行員の遣《つか》い込みから、勲八の手柄談、何度
新紙で読んでも大抵似た事ばかりで、例の多いがかえってその事実たるを証明する。 ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
耳聾して、浄瑠璃語りの声段々昔より低くなった、今の鶏もしかりと呟《つぶや》いたと
新紙で読んだ。またいわく、ある侍今日は殊に日和《ひより》よしとて田舎へ遊山《ゆさ....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
民皆不同等なる、専制の政体を厭忌《えんき》し、公平無私なる、立憲の政体を希望し、
新紙上に掲載し、あるいは演説にあるいは政府に請願して、日々専制政治の不可にして、....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
請う、これを了せよ。 明治二十二年八月著者 しるす 政教子、一日机により
新紙を読むに、天下の論鋒ようやく進みて政教の版図に入り、舌戦、筆闘、壇上やや穏や....