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新興芸術派
「新興芸術派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新興芸術派の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「今日の文学の展望」より 著者:宮本百合子
いることを承認している。即ち、横光利一、小林秀雄、河上徹太郎、阿部氏その他日本の
新興芸術派の人々が、この年月「高邁なる精神」と日本語に表現して身につけて来た生活....
「文壇はどうなる」より 著者:宮本百合子
対立しているのは当然のことだ。ブルジョア作家は、昔から手馴れた技術を専一に、或は
新興芸術派のように商品的新形式探究をやりながら、プロレタリア文壇に吼えつく。しか....
「昭和の十四年間」より 著者:宮本百合子
は既に文学上のグループとして解体していたが、昭和五年に出来た十三人倶楽部による「
新興芸術派」の運動は、中村武羅夫の「花園を荒す者は誰だ」という論文を骨子として、....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
」とプロレタリア文学を侵入者として見た論文をきっかけとして、十三人倶楽部による「
新興芸術派」が組織された。中村武羅夫、岡田三郎、加藤武雄、浅原六朗、龍胆寺雄、楢....
「しかし昔にはかえらない」より 著者:宮本百合子
旗じるしとしていないという点である。また「『戦旗』創刊と対立するもの」(伊藤整「
新興芸術派と新心理主義文学」近代文学八月)として、『近代生活』『文芸都市』が、「....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
奇なものの感傷的な強調にだけ終始しようとしたことである。この形態の下に一頃全く、
新興芸術派は露骨にも一部の出版資本の鮮かな傀儡となっていたことは誰しも憶えている....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
《かつ》てあるフランスの作家のものが某名家の訳で一世を風靡《ふうび》し、いわゆる
新興芸術派の一部に浅ましい亜流を輩出したとき、わが畏友《いゆう》吉村鉄太郎がひそ....
「文芸は進化するか、その他」より 著者:平林初之輔
対していまさらセンチメンタルな嘆声を発するのはおかしい。最近ある雑誌で、新潮社の
新興芸術派叢書の広告文について、いちいち念入りな批評をして、結局新潮社は反動的だ....