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新舞踊
「新舞踊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新舞踊の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「正義と微笑」より 著者:太宰治
と、それから鴎外の「雁」を新人の川上祐吉氏が脚色したのと、それから「葉桜」という
新舞踊。それぞれ、新聞などでも、評判がいいようだ。僕たちが行った頃には、もう「女....
「仮装人物」より 著者:徳田秋声
しい気分もただよっていた。 「ここのマダム踊りの師匠よ。近頃は雪枝さんを呼んで、
新舞踊もやっているのよ。」 葉子はそう言って、そのマダムが話のわかるインテリ婦....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
木|店《だな》の藤間の家元に踊りをならいなどして、劇作を心がけ、坪内先生によって
新舞踊劇にこころざしていた。 四 そのころ、母も、まだ巣立たぬ弟....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
娘さんたちの職業を見ると分るのである。 花柳有洸 お名前で一目リョウゼン。関西
新舞踊の明星である。 村田※子 デザイナー。昨年度全国コンクールで総理大臣賞受....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
しれないだろう。」 その時分のことだった。市川猿之助が、明治座で、「虫」という
新舞踊を上演したいが、尺八と箏でやって見たいと相談をうけた。「空華《くうげ》」の....
「日記」より 著者:宮本百合子
も辛いのだ。笹川春雄氏に会う。伝説の時代をかえして貰い背景を描くと云う男女蔵達の
新舞踊を話す。 四月五日(水曜)晴 朝、泉岳寺へ行こうと云う。さほど興味もない....
「随筆 寄席囃子」より 著者:正岡容
ら密かに会見を楽んでやってきた今度私と新守座へ割看板の、その頃新橋教坊の出身で、
新舞踊をよくする人とは会談どころか出演料のことで二日目から正面衝突をしてしまい、....
「艶色落語講談鑑賞」より 著者:正岡容
だって輪禍で死んだ三遊亭歌笑の家のすぐそばにあたろう。 その頃女房が教えていた
新舞踊のお弟子はたいてい若い妓ばかりだったが、その中の一人が一日やってきて、 「....
「随筆 寄席風俗」より 著者:正岡容
いて、たいへん残念に思いました。昨夜は、秋に日本橋倶楽部で催すことになった女房の
新舞踊発表会の相談にいったのでしたが、同じ富士市でも六月のお朔日の時とはちがって....