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「新著〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新著の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
易に公平の看を与え得るのであります。 「就《つ》いては演習の題目に佐佐木茂索氏の新著『春の外套《がいとう》』を出しますから、来週までに佐佐木氏の作品へ『半肯定論....
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
再生外骨 (宮武)外骨 是本名也 讃岐平民 慶応三年正月生 電話小石川 二六九番新著和本出版半狂堂洋本出版有限社主人 発行所 東京市本郷区向ヶ丘弥生町二番地 有....
錯覚自我説」より 著者:辻潤
ばらしき詩人でもある。決して単なる形式論理的、講壇的、乾燥無味的哲学者ではない。新著『循環論証の新世界観と錯覚自我説』とは氏の哲学のエッセンスで、これだけ読めば....
千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
「舞姫」の作によって文学の舞台に登場せられたのは二十年代も早い頃のことであり、「新著百種」に「文づかい」が出たのも二十四年の頃であったと思う。だんだん時がたった....
十二支考」より 著者:南方熊楠
は尤も千万だ。降って『因果物語』下巻五章に、僧が蛇となって銭を守る事二条あり。『新著聞集《しんちょもんじゅう》』十四篇には、京の富人溝へ飯を捨つるまでも乞食に施....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、猴腹を示し合掌せしにかかわらず打ち殺し、その祟《たた》りで煩い死んだと伝う(『新著聞集』報仇篇)。今年元日の『大正日々』紙に、越前の敦賀郡愛癸村字刀根の気比《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
二巻三四四頁)。 鶏に係わる因果譚や報応譚は極めて多い。今ただ二、三を掲ぐ。『新著聞集』酬恩篇に、相馬家中の富田作兵衛二階に仮寝した夢に、美女来って只今我殺さ....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
の読者のために告げておこう。特に就中《なかんずく》、反対論者に対して僕は是非この新著を、一応精読されんことを希望する。何となれば『詩の原理』は、前に焼棄した『自....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
の感想を発表したのであったが、両者は完全な一致を互の間に見出さず、野枝が大杉栄の新著『社会的個人主義』についての好意ある紹介をしていることは、単に意味ふかい偶然....
田原氏の犯罪」より 著者:豊島与志雄
紫檀の机が一つあるきりだった。田原さんはその机に向って、時には専門の電気に関する新著を披いたり店の経営に関する考案を廻らしたりすることもあったが、多くは古今の物....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
耽《ふけ》る かく妾《しょう》は入獄中毎日読書に耽りしとはいえ、自由の身ならば新著の書籍を差し入れもらいて、大いに学術の研究も出来たるならんに、漢籍は『論語』....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
点が、私が以下の『人口論』において最も詳細に取扱った点である。現在の形ではこれは新著と考えてよく、そしてまた私はおそらく、本書に残っている旧著の若干部分を除いて....
米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
書を供給し、公立図書館自体もまた、年々四百ドル(参考図書館の場合には六百ドル)の新著を購入し得て、公衆の読書興味を喚起したれば、更に町村いたるところに、公立図書....
読書遍歴」より 著者:三木清
れたフランス研究家として教えられた名にエルンスト・クルチウスがある。クルチウスの新著の『バルザック』をぜひ読めと勧められたので、買って読んでみると、なるほど面白....
二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
文人|交際や本屋の応接に堪えられなかった。日記の一節に曰く、「吉岡書店よりまた『新著百種』をおくりこす、こは第三巻なり、かう発刊の都度々々におくりこすは予にも筆....