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新蔵
「新蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「妖婆」より 著者:芥川竜之介
身にしみて、忘れる事が出来ません。
そこで肝腎《かんじん》の話と云うのは、その
新蔵《しんぞう》と云う若主人が(ほかに差障りがあるといけませんから、仮にこう呼ん....
「三四郎」より 著者:夏目漱石
うれしがるはずだが、母の手紙があるので、まず、それから片づけ始めた。 手紙には
新蔵《しんぞう》が蜂蜜《はちみつ》をくれたから、焼酎《しょうちゅう》を混ぜて、毎....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
る証拠調べに対し、検事の意見を聞き左の如く決定す。 右申請中庄司利喜太郎、戸塚
新蔵を証人として訊問し其余は却下す。 大正十三年四月七日 裁判長以下署名捺印....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
京に移って一飛躍を試みようとしている暉峻義等博士を所長とする労働科学研究所、新城
新蔵博士を所長とする上海自然科学研究所など、更に帝国学士院をはじめとして、学術研....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
けないと御自分でもお気がつきなされた時に――私を枕もと近く呼び寄せなさって、これ
新蔵、わたしはもうどうしてもいけない、旅でこうして果てるのは残念千万だけれども、....
「細木香以」より 著者:森鴎外
と称した。嵐雪、吏登、蓼太、完来、対山、梅年と云う順序だそうである。守一、通称は
新蔵、鶴歩庵と云った。 狂歌師には勝田諸持とその子福太郎と、室田鶴寿、石橋真国....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
四 その日の午後の浴室。北原賢次は板の間の上で、軽石で足のかかとをこすり、小西
新蔵は湯槽《ゆぶね》のふちにぼんのくぼをのせて、いい気持になっている。 窓越し....
「竹本綾之助」より 著者:長谷川時雨
屋町に錺屋《かざりや》の源兵衛《げんべえ》という人があった。その人の父親は、石山
新蔵という、大阪の江戸堀|蔵屋敷詰《くらやしきづめ》の武家であったが、源兵衛は持....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
聴日本学者之議論。例如対於中国数学史、天文学史上有疑難処。取読日本三上義夫、新城
新蔵、飯島忠夫諸人之著作。雖議論紛紛。未必皆可信。要亦能略得其梗概也。吾人対葉避....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
―狂言作者志願――浄瑠璃本濫読――黙阿弥の正本 鶴蔵と伝五郎 猿若町の市村座――
新蔵のお三輪――弥次喜多の芝居――磐梯山噴火――盂蘭盆の舞台面 「文覚勧進帳」 ....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
こま子二氏共著、東京日本橋区通一丁目大倉書店発行、四十五銭 ※西洋料理法 杉本
新蔵氏著、同前大倉書店、四十銭 ※|惣菜《そうざい》三百種 井上|善兵衛《ぜん....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
菊五郎のめ組の辰五郎、好評。 ○三月、歌舞伎座にて「相馬平氏二代譚」を初演。市川
新蔵の美女丸、好評。 ○五月六日、千歳座より出火して全焼。 ○五月、中村鴈治郎大....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
およろしくなりましたか。水でも一口おあがりなされては」 いつも彼の側には、北条
新蔵という弟子がつき添っていた。
新蔵は、北条|氏勝の子で、父の遺学を継いで、....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
、四人も斬って平然と、帰って行ったということ。 神田川の堤でも。――また、北条
新蔵までも、返り討ちにしたというようなことが、よくうわさに上るのだった。 それ....
「日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
学史家の多いことは特色だ。それから科学史研究で独特な位置を占めている天文学の新城
新蔵博士(上海自然科学研究所)を忘れてはならぬ。京大総長としてはあまり名総長では....