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新薬師寺
「新薬師寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新薬師寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
行く。 奈良で画家が集る写生地は主としてこの高畑である。私は時に高畑の東にある
新薬師寺まで散歩した。その途中で数人の知友に出遇ったりもした。あるいは夕日の暑さ....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
にしながら嘘みたいに愉《たの》しい。きょうはまあ軽い小手しらべに、ホテルから近い
新薬師寺ぐらいのところでも歩いて来よう。 夕方、唐招提寺にて いま、唐招提寺《....
「夢殿殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
もそれが起因となって、推摩居士の本体が曝露されるに至ったのである。 寂光庵は、
新薬師寺を髣髴とする天平建築だった。その物寂びた境域には、一面に菱が浮かんでいる....
「回想録」より 著者:高村光太郎
らでもいいものが沢山あって、皆のいいというものは矢張いいと思う。天平末だろうが、
新薬師寺の薬師なども私はいいと思う。肉のとり方がとても巧く、如何にも木というもの....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
雰囲気を平城一円の地を中心に八方に漲らしていたのである。 夢違観音と同時代には
新薬師寺の香薬師立像のような同型の美が作られていて、唐風様式の聡明な日本化が既に....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
他のものは大概批評の標準が立っていて、特に私が見出すまでもないことで、奈良の
新薬師寺の薬師|如来など木彫りとして結構なものの中でも特に優れていると思って見た....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
省の御用品となりました。後に或る奈良の宮家へ下されたそうですが、それをまた奈良の
新薬師寺の尼さんが御ねだりして拝領して、今は同寺の宝物になっているそうであります....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
おろすような気持ちになって、静かに雑談にふけった。(五月十八日夜) 廃都の道――
新薬師寺――鹿野苑の幻想 今朝Z君夫妻がついた。顔を見るなりすぐに言い出したの....