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新記録
「新記録〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
新記録の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
不意打だ。家人はわりあいのんびり構えている。先日の艦載機千機の来襲で、千機という
新記録を体験してからは、百機ぐらいは恐ろしくないらしい。そこで追いたてるようにし....
「流線間諜」より 著者:海野十三
上昇ヲ始メタ。コノ気温異常上昇ハ既ニ地方気象統計ニヨル記録ヲ破壊シ、イマヤ驚異的
新記録ヲ示シ、シカモ刻々|自ラソノ記録ヲ破リツツアリ」 牧山大佐は意味あり気に....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
のとき、オリムピックの一次予選で、兼吉選手が十種競技の走幅跳に二十尺五寸で、日本
新記録であったが、六米ちょッとで今の日本の女子記録と同じぐらいである。第一流のジ....
「戦後新人論」より 著者:坂口安吾
ーツに授賞せず、プロ・スポーツに授賞するのが至当だが、スポーツの授賞の標準が世界
新記録ということなら、これ又、滑稽千万な標準で、記録に表現できないスポーツはどう....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
からふり出した雪は、まだやんでいなかった。やむどころか、朝のラジオは、近年まれな
新記録を出すかもしれないとさえ報じた。寒さもことのほかきびしかった。そのために、....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
。タイム五六秒五分の一、五分の三。 ピストルとストップ・ウォッチ。 続出する
新記録。 世界レコウド。 また世界レコウド。 国家として切るテイプの清新さ....
「火事教育」より 著者:寺田寅彦
旧臘押し詰まっての白木屋の火事は日本の火災史にちょっと類例のない
新記録を残した。犠牲は大きかったがこの災厄が東京市民に与えた教訓もまたはなはだ貴....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
水上競技では、日本大学学生古橋広之進が四〇〇メートル自由型で四分三八秒四の世界
新記録をつくった。 陸上競技では山内リエが、走り幅とびで日本記録六メートル〇七....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
万治三年の年などは、正月二日から三月末までのわずかな間に、百五回という火災数の
新記録を出している。 越前守が、自分の幼いときから、今までに、覚えている大火を....