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「新語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新語の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
チャンス」より 著者:太宰治
本の本には、文華または文花と書いてある)恋と言ってもよさそうなのに、恋愛、という新語を発明し、恋愛至上主義なんてのを大学の講壇で叫んで、時の文化的なる若い男女の....
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
語は、素《も》と彼にあって我にない事物を指すのであるから、どうせ我国民に取っては新語である。故に彼の語の発音をそのままに我に取る方が彼我相通じてよいから、いっそ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
きに猴酒の事海外に例あるを聞かぬと書いたは千慮の一失で、『嬉遊笑覧』十上に『秋坪新語』忠州山州黒猿|善《よ》く酒を醸《かも》す事を載す。※※酒といえり、みさごず....
十二支考」より 著者:南方熊楠
うこう》を設け、鶏を宮および百司の門に磔《たく》し以て悪気を禳《はら》う。『襄元新語』に曰く、正朝に、県官、羊を殺してその頭を門に懸け、また鶏を磔してこれに副《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
こぶし》をふり上げて山の横つら春風ぞふく」、支那にも蕨の異名を『広東《カントン》新語』に拳菜、『訓蒙字会』に拳頭菜など挙げいるから、これは一番野猪と蕨を題して句....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
。|空の事務所なのだ。 Oh ! The Air House ! なんとこの新語の有つ科学的夢幻派の|色あい――十年まえそも地球上の誰がこんな言葉を考え得た....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
こにわれわれが使った「の状態に陥る」という言い方は、ロアイエ・コラール氏によって新語法として指摘せられていた。イエナ橋の第三の橋弧の下には、ブリューヘルが橋を爆....
神サマを生んだ人々」より 著者:坂口安吾
いたとすると、これもアッパレな人物だ。あの変テコな気品で、自分でこしらえた勝手な新語を使いまくって、悩める者に解答を与えると、なるほど相当な治病能力があるかも知....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
一周しても相当の時間を食うミチノリじゃ。あれを放出してやる」 放出とは、うまい新語があるもの。平和の時代の言葉ではない。配給という特殊時代の言葉と共棲する単語....
笑について」より 著者:岸田国士
うのがあります。それから「嘲笑い」「嘲笑」、「大笑い」「哄笑」「爆笑」などという新語もあります。「微苦笑」という造語も言えば一般に通用すると思います。「馬鹿笑い....
遠藤(岩野)清子」より 著者:長谷川時雨
表象主義に入り、再転して霊肉|合致《がっち》より本能の重大を力説して刹那主義なる新語を鋳造せり。泡鳴は人生の神秘を意識し、その絶対的単純化に依《よ》る生活力の充....
曙覧の歌」より 著者:正岡子規
ひかたりて腹をよる」「畳かず狸のものの広さにて」「二郎太郎三郎」など思うに任せて新語新句をはばかり気もなく使いたるのみならず、「人豆を打つ」「涼しさ広き」「窓を....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
マユウの語原 ハマユウはハマオモトともハマバショウともいうもので、漢名は『広東新語《かんとんしんご》』にある文珠蘭《ブンシュラン》であるといわれる。宿根生の大....
わが寄席青春録」より 著者:正岡容
「三覇双」、さては「インタレストは講談に重きを置く」などといったような珍妙至極の新語を羅列してしまう失敗もまたしばしばだったけれども――。 が、そうした風だか....