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「新門辰五郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

新門辰五郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
ったものだといいます。それで眼鏡を見せ、お茶を飲ませて一銭貰ったのです。処で例の新門辰五郎が、見世物をするならおれの処に渡りをつけろ、といって来た事がありました....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
江戸のいわゆる、八百八街には、火消しが、いろは四十八組ありました。 浅草は場末なれど、彼の新門辰五郎の持ち場とて、十番のを組といえば名が売れていました。もっとも、辰五郎は....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
が今の六区一帯に当る)、伝法院の西門に出る。その出口に江戸|侠客の随一といわれた新門辰五郎がいました。右に折れた道が弘隆寺、清正公のある寺の通りです。それから一....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
彫ってあった)仲店を仁王門に向って、伝法院へ這入り、庭を抜けて田圃を通り、前述の新門辰五郎のいる西門を、新門の身内のものに断わって通るまでに、後を振り顧って見る....