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於
「於〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
於の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
来《ゆきき》し合っていたのです。)ある日私が友人のあるドクトルに誘われて、丁度|
於伝仮名書《おでんのかなぶみ》をやっていた新富座《しんとみざ》を見物に行きますと....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
実在しないことを信じ、地球の円いことを信じている。もし嘘《うそ》と思う人は日本に
於けるアインシュタイン博士、或はその相対性原理の歓迎されたことを考えるが好い。あ....
「誘惑」より 著者:芥川竜之介
天主教徒《てんしゅきょうと》である。浦川和三郎《うらかわわさぶろう》氏著「日本に
於ける公教会の復活」第十八章参照。....
「小さき者へ」より 著者:有島武郎
嘗《かつ》て一つの創作の中に妻を犠牲にする決心をした一人の男の事を書いた。事実に
於てお前たちの母上は私の為めに犠牲になってくれた。私のように持ち合わした力の使い....
「片信」より 著者:有島武郎
朝日新聞)。その後になって現われた批評には堺利彦氏と片山伸氏とのがある。また三上
於菟吉《みかみおときち》氏も書いておられたが僕はその一部分より読まなかった。平林....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
の採るべき態度はないではないか。一個の金剛石を持つものは、その宝玉の正しい価値に
於てそれを持とうと願うのだろう。私の私自身は宝玉のように尊いものではないかも知れ....
「クララの出家」より 著者:有島武郎
つれる合唱の声が、静かにかすかにおごそかに聞こえて来た。 (一九一七、八、一五、
於|碓氷峠)....
「『聖書』の権威」より 著者:有島武郎
い事でした。楽園を出たアダムは又楽園に帰る事は出来ません。其処には何等かの意味に
於て自ら額に汗せねばならぬ生活が待って居ます。私自身の地上生活及び天上生活が開か....
「かんかん虫」より 著者:有島武郎
き出す様に、 畜生。 と云って、穢らわし相に下を向いて仕舞った。 (一九〇六年
於米国華盛頓府、一九一〇年十月「白樺」)....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
tion は或はあり得ぬとは保障し難い。 しかしこれらを斟酌しても本書は日本に
於いては破天荒の著書である。是を完成し終った後、先生は二月一日突然発病し僅々三十....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
を選んだ次第である。敲音を以て一字ずつ書き綴るのは煩わしきに過ぎ、又|入神状態に
於て口で喋るのは、その全部を保存し難く、又潜在意識の闖入を、充分に防止し得るとは....
「江口渙氏の事」より 著者:芥川竜之介
くなる時が来れば、それこそ江口がほんとうの江口になり切った時だ。 江口は過去に
於て屡弁難攻撃の筆を弄した。その為に善くも悪くも、いろいろな誤解を受けているらし....
「北海道に就いての印象」より 著者:有島武郎
二十三までいた。二度目の時は三十から三十七までいた。それだから私の生活は北海道に
於ける自然や生活から影響された点が中々多いに違いないということを思うのだ。けれど....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
開かれておる第十五国会において成立せる内閣であります。その内閣が、同じ特別国会に
於て不信任案が提出され、その間五カ月有余というのでありますから、いかに吉田内閣が....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
大会で分裂の非運に遭遇したのであるが、日本勤労階級の社会党統一の要求は四月大会に
於てその統一を完成し今回の参議院議員の改選には一大進出をなし、党内における労働階....