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施入
「施入〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
施入の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
浄域だけに、一時は、塔頭塔頭の人たちの、青くなったのも、道理である。此は、財物を
施入する、と謂ったぐらいではすまされぬ。長期の物忌みを、寺近くに居て果させねばな....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
もらった記事がある。この三栖の所領からも米と麦とがとれた。この麦をば祇園因幡堂に
施入するのが、三条家の嘉例ということになっている。三条家に限らず、当時京洛の士民....
「法然行伝」より 著者:中里介山
た。 またこの寺には一切経がないということを聞いて法然は自分所持の一切経一蔵を
施入した処、住僧達喜びの余り老若七十余人華を散し、香をたき、幟《はた》を捧げ、蓋....