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旅商い
「旅商い〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旅商いの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
碌々に返事もしなかった。 小間物屋の徳三郎とお熊との関係はもう判った。徳三郎は
旅商いに出ているあいだに、どこかでお熊と馴染になって、かれを誘い出して江戸へ帰っ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ところに旅の商人がありました。 いつも、若い番頭を一人つれて太物《ふともの》の
旅商いに歩き、家には本来相当な財産がある上に、勤勉家でもあり、商売上手でもありな....
「塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
をして家出をいたし、本郷春木町に裏家住いをいたしまして、名も岸田屋宇之助と改め、
旅商いをして居りますが、実に恋は思案の外でございます。右内は忠心の者でございます....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
難しい気がする。ちょうどこの家からは、諸国へ目薬売りの行商人が出ておるから、その
旅商いの身支度を一揃い、わしに貸してくれんか。――すぐここから身装を変えて出かけ....