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「旅硯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

旅硯の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
伝吉の敵打ち」より 著者:芥川竜之介
《み》つ異説のない訣《わけ》でもない。 まず田代玄甫《たしろげんぽ》の書いた「旅硯《たびすずり》」の中の文によれば、伝吉は平四郎の髷《まげ》ぶしへ凧《たこ》を....
草迷宮」より 著者:泉鏡花
達せらるる兆か、と床しい、と明が云って、直ぐにこの戸棚を、卓子擬いの机に使って、旅硯も据えてある。椅子がわりに脚榻を置いて。…… 周囲が広いから、水差茶道具の....
私本太平記」より 著者:吉川英治
工藤どの、硯を貸して給われい」 やがて彼方へ向かっていうと、工藤自身が、それへ旅硯を持って来てくれた。俊基は、添え小刀を取って、一ト握りの髪を切り、それを妻の....