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旅窶れ
「旅窶れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「千曲川のスケッチ」より 著者:島崎藤村
。 こうして山の上に来ている自分等のことを思うと、灰色の脚絆に古足袋を穿いた、
旅窶れのした女の乞食姿にも、心を引かれる。巡礼は鈴を振って、哀れげな声で御詠歌を....
「朝飯」より 著者:島崎藤村
う思い耽って居ると、誰か表の方で呼ぶような声がする。何の気なしに自分は出て見た。
旅窶れのした書生体の男が自分の前に立った。片隅へ身を寄せて、上り框のところへ手を....