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「旅籠賃〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

旅籠賃の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
承諾を得て、昼過ぎかかって夜まで薪を挽《ひ》き、これを割り、たいていこのくらいで旅籠賃に足ると思うくらいまで働きまして、そうして後に泊まったということであります....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
、伝兵衛主従も決して彼を疎略には扱わなかった。 その晩は小山の宿に泊まったが、旅籠賃その他はすべて伝兵衛が賄った。これから幾日もつづく道中に、それではまことに....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
寿平次の部屋には、先代からつけて来たという覚え帳がある。諸大名宿泊のおりの人数、旅籠賃から、入り用の風呂何本、火鉢何個、燭台何本というようなことまで、事こまかに....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
った。――そう思い立つと、眼が冴えてしまい、おまえを起すのも気の毒と思ったから、旅籠賃や酒代も、枕元に包んで置いてある。少ないが、あれを納めてくれ。また、三年後....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
しゃべるもんですか、まア取っといておくんなさい、私だってこうしてお世話になれば、旅籠賃というものが助かっているんですから……。エーところで、その若い男と女の客が....