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旗を揚げる
「旗を揚げる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
旗を揚げるの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻影の盾」より 著者:夏目漱石
ろう。城の東の船付場へ廻して、あの金色の髪の主を乗せよう。不断は帆柱の先に白い小
旗を揚げるが、女が乗ったら赤に易《か》えさせよう。軍《いく》さは七日目の午過から....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
ぜられる。漁夫たちの船歌は一段と勇ましくなって、君の父上は船の艫に漁獲を知らせる
旗を揚げる。その旗がばたばたと風にあおられて音を立てる――その音がいい。 だん....