既記[語句情報] »
既記
「既記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
既記の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
予定となりしも、それに先きだち、二年前英人技師クロード・ディグスビイを派遣して、
既記の地に本邦|未曾有とも云う大西洋建築を起工せり。と云うは一つに、彼地にて娶り....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、かの地に潜入して、ついに幕府のために捕われ、甲府城内の牢屋に繋がれていたことは
既記の通りであります。そうしているうちに破牢を遂行して、その行きがけの道づれに宇....
「双面獣」より 著者:牧逸馬
は、生徒監フォックス氏と相談の上、上級生の全部を散らばせて捜索に当らせていた。
既記の三つの暴行事件の他に、同じく前年の秋から、エドワアド・ヒックマン Edwa....
「「マリー・ロオジェ事件」の研究」より 著者:小酒井不木
ていて、二人はエリジアン・フィールドの休憩茶屋へ行ったというのである。このことを
既記のロッス夫人にたずねると、その日、その通りの男が店へたずねて来て、一ぱい飲ん....
「志士と経済」より 著者:服部之総
う》、弟|廉作《れんさく》、相助けて家業に従い、文事を解し志操気概に富んだ点は、
既記三宅定太郎、下辻又七、山口薫次郎その他当年の、志士派産商業家一般に通ずる性格....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
次郎を、木辻西坂方という中に数えているのをみれば鳩垣内はやや離れていても、やはり
既記のいずれかに属していたのかもしれぬが、もしはたして鳩垣内が中尾であるならば、....