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既述
「既述〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
既述の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
減じ、あるいは一の音が他の音になって、前代とはちがった音韻組織が生ずるのである。
既述のごとく、箇々の語のような、意味を有する言語単位の外形は、以上のような音また....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
お伝えしたい。
玄関を上つて左手が笹田執事の室、反対に右側が応接間であることは
既述の通り。応接間のすぐさきがピヤノの部屋で、そのまたさきに、ガラス戸の入口があ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
この蛇に咬まれて自殺したとある。これはアフリカ諸方に多いハジ蛇なりという。これは
既述竜の話中に図に出したインドのコブラ・デ・カペロ(帽蛇《ぼうじゃ》)に酷《よく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
めて、分ち食うた仙人をも害した物語を出して居る。 慶長頃本邦に家猪があった事は
既述した通りだが、更に寺石正路君の『南国遺事』九一頁を見ると、慶長元年九月二十八....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
しい。ところがなかなかにこの国衙が納まらぬので文明十八年にこれを幕府に訴えたこと
既述のとおりであるが、その時には有利な裁訴を得たけれど、土岐氏の方からして奉書遵....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
二、米国文庫が、公立図書館と相待て発達し、相待てその用を完くしつつあること、前項
既述のごとし。斯道の先達たるニユーヨーク州立図書館長メルヴイル・デユーイ氏いわく....
「双面獣」より 著者:牧逸馬
ント入江《クリイク》にもフリント市にも殆んど接続しているマウント・モウリス町の、
既述の二事件と同じにこれも共同墓地で、生前同町の郵便局に勤めていた二十二歳の S....