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日の入る
「日の入る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日の入るの前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「南極の怪事」より 著者:押川春浪
あらず、先刻何物にか衝突せし響きの聴えしは、これ海賊船がわが船に乗りかけしなり、
日の入るころ水天一髪の彼方はるかに、一点の怪しき黒影見えしは、あれこそ恐るべき海....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
提灯に電灯。切支丹伴天連の南蛮趣味。 春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に
日の入る夕べ 歎けとて今はた目白僧園の夕べの鐘も鳴りいでにけむ 鐸鳴らす路加病院....
「暗黒星」より 著者:黒岩涙香
先ず四倍とも云うべき様になっていた。 夜に入っても空気は次第に熱くなり、西海に
日の入る頃は、その辺の人々いずれも、日の当たらぬ所を求めて隠れる程であった。 四....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
の紅を敷き、短冊形の苗代には最早|嫩緑の針がぽつ/\芽ぐんで居る。夕雲雀が鳴く。
日の入る甲州の山の方から塵のまじらぬ風がソヨ/\顔を吹く。府中の方から大国魂神社....
「郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
粋の詩は、本質的に皆「抒情詩」に属するのである。 蕭条《しょうじょう》として石に
日の入る枯野《かれの》哉《かな》 句の景象しているものは明白である。正岡子規《....
「浅瀬に洗う女」より 著者:マクラウドフィオナ
時間ぐらい前、トオカルは首を上げた。耳にきこえたのは岩に打ちあたる波の音だった。
日の入る前、彼はいそがしく橈《かい》をあちこちに動かして船について来る死体を切り....
「魚と蠅の祝日」より 著者:マクラウドフィオナ
コラムは三日のあいだ断食した。口に入れるものとては、あけがたにひと口の割麦、ひるに一片の黒パン、
日の入る頃に藻草のひと口といっぱいの泉の水、それだけであった。三日の夜、コラムの....
「精」より 著者:マクラウドフィオナ
。 午後はみなぎる陽の光に眠っていた。青い葉はひかりが浸み透って黄金になった。
日の入る時山鳩の群が松の中から飛び立って西の空のかがやきに輪を描いて、やがて見え....
「俳人蕪村」より 著者:正岡子規
く聞えてよく「訪はれ顔」に響けり。 寂として客の絶間の牡丹かな 蕭条として石に
日の入る枯野かな のごときは「しんとして」「淋しさは」など置きたると大差なけれ....
「黄昏」より 著者:水野葉舟
た。そしていきなり、馬の尻に思うさま鞭をあてた。 これから西に向いて行くのだ。
日の入る方に向いて……。 一町も行くと、第二の馬車に逢った。 まもなく、猿ヶ....
「遠野へ」より 著者:水野葉舟
白い布の垂幕《たれまく》をおろした、小さな箱形の馬車が二台並んでいた。 昨日、
日の入るころ着いた時には、雪が解けて、この町には濁った水が流れていた。それが今朝....