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日並
「日並〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日並の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「隣の嫁」より 著者:伊藤左千夫
省作のいるとこでは、話も思い切ってはしない。省作はもとから話下手ときてるから、半
日並んで仕事をしていてもろくに口もきかないという調子で、今日の稲刈りはたいへんに....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
、どちらか分らない。 明けて文禄元年正月、太閤秀吉は海陸の諸隊に命じて出発の期
日並びに順序を定めた。一番は小西摂津守行長、松浦法印鎮信以下一万三千、二番加藤|....
「警察官職務執行法」より 著者:日本国
、第一項の規定により警察で保護をした者の氏名、住所、保護の理由、保護及び引渡の時
日並びに引渡先を毎週簡易裁判所に通知しなければならない。 (避難等の措置) 第四....
「映画雑感(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
れている尋常|茶飯のバナールな出来事に過ぎないであろう。それほどに平凡な月並み、
日並み、夜並みの市井の些事がカメラと映写機のレンズをくぐり録音器の機構を通過した....
「文士としての兆民先生」より 著者:幸徳秋水
の帝室は開闢の初より尽未来の末迄縦に引きたる一条の金鉄線なり。載籍以来の昔より今
日並に今後迄一行に書き将ち去るべき歴史の本項なり。初生の人類より滴々血液を伝え来....
「松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
三郎も馬作も面白いから日の暮るのも知らずに釣って居りますと、今朝から余り晴過ぎて
日並の好すぎたせいか、ぴらりっと南の方に小さな雲が出ました。すると見る間に忽ち広....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
一・四六〕 柿本人麿 軽皇子が阿騎野(宇陀郡松山町附近の野)に宿られて、御父|
日並知皇子(草壁皇子)を追憶せられた。その時人麿の作った短歌四首あるが、その第一....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
魚も泳いでいるかもしれません」 さあさあとひき立てるようにする。 鉄炮洲
日並《ひなみ》がいいので、対岸の佃の岸のあちこちに網が干してある。 海面いっぱ....
「鯛釣り素人咄」より 著者:佐藤垢石
海の方へ移動をはじめる。 底の岩礁にばかり絡まっているとは限っていない。季節や
日並み、また常食としているところの餌の浮沈によって、海の中層からさらに上層まで浮....