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日乾
「日乾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日乾の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
初め頃の残暑の汗は、油汗といって皮膚の表面は重油を塗られた如くべっとりとして、終
日乾燥しない傾向がある。悪性の汗だ。その重油の皮膚へ当る初秋の風の冷たい触感は情....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ではない。お銀様は何かしら憤りをこらえて、なお読み進んで行くと、 「九三君子終
日乾乾夕※若※无咎 九四或躍在淵无咎九五飛竜在天利見大人」 いよいよ読み進ん....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
らアグネスをよんでいて、無量の感じに打たれました。只今毛布について煩悶中。もう一
日乾そうかしら、それともこれから送ろうかと。この工合なら明日は晴天らしいけれども....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
えるとは不届千万な奴だと云って、その三人を庭の樹の枝に縛り上げ、今日で三日半ほど
日乾にされて居ります、たとい悪党にもせよ其の三人を助けなきゃア浮世の義理が立ちま....
「日記」より 著者:宮本百合子
なるほどはらが立った。しかたがないさ。まあこんな事を思って眼をつぶりながら私は毎
日乾いた事に自分の手のあれるのを知って居るばかりだ。ある事はしなければなるまい。....