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日吉丸
「日吉丸〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日吉丸の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「縮図」より 著者:徳田秋声
三味線弾きを一週に何度か日を決めて家へ迎え「揚屋」だの「壺坂」だの「千代萩」に「
日吉丸」など数段をあげており、銀子も「白木屋」から始めた。銀子の声量はたっぷりし....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
を払ったこともないではなかったのです。 子供の時分、名主様に舌を捲かせ、貴様は
日吉丸になるか、石川五右衛門になるかと呆《あき》れさせたことのある自分も、よく通....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
月には左団次一座に芝翫、猿之助、源之助が加入して、一番目に「碁盤忠信」、中幕に「
日吉丸稚桜」、二番目に「柳沢騒動」を出していたが、前後二回ともに景気は思わしくな....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
蜂須賀|邑の一郷士の軒下に、途方に暮れて屈んでいたというはなしの方は、矢矧の橋の
日吉丸のことほど伝わっていないが、それよりは事実性は多い。 僧になったり、油売....
「小説のタネ」より 著者:吉川英治
武蔵も「たけぞう」時代を書くのが愉快なんです。「太閤記」なんかもそうですね。彼の
日吉丸時代と藤吉郎の頃を僕はいちばん愉しく書いてますよ。秀吉になり太閤になり、彼....