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日向灘
「日向灘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日向灘の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「九州の東海岸」より 著者:宮本百合子
御好意でそこに御厄介になったが、その別荘が茶室ごのみでなかなかよかった。臼杵川は
日向灘とつながって潮の満干が極めて著しい。臼杵へ出入りする船の便宜を計って、川と....
「長崎の印象」より 著者:宮本百合子
ねるか、いずれにせよ、軽少の財嚢に準じて謙遜な望みしか抱いていなかった。臼杵の、
日向灘を展望する奇麗な公園からK氏の別荘へぶらぶら帰る時であった。Y、「どうする....
「鹿狩り」より 著者:国木田独歩
ろがつの字浦の方から来るはずになっていた猟師の一組を待ち合わせていた。 朝日が
日向灘から昇ってつの字崎の半面は紅霞につつまれた。茫々たる海の極は遠く太平洋の水....
「藤九郎の島」より 著者:久生十蘭
、総右衛門、善助、重次郎の五人で、日向《ひゅうが》の志布志《しぶし》浦を出帆して
日向灘で楫《かじ》を折り、潮の流れに乗ってそのままこちらへ流されたものであった。....