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日意
「日意〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日意の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「善の研究」より 著者:西田幾多郎
かし意志といってもこの動かすべからざる自然の大法則の外に脱することはできまい。今
日意志が自由であると思うているのは、畢竟《ひっきょう》未だ科学の発達が幼稚であっ....
「旅愁」より 著者:横光利一
みいらが団結した模倣力で、それぞれ本国の東洋に渦巻き起す風波の結果を考えると、抗
日意識の高まりが戦争を惹き起してゆくことなど当然だと思った。これは行くところまで....
「思想としての文学」より 著者:戸坂潤
くともこの社会では現に使われている通念のことで、こうしたオフィシャルな通念が、今
日意味をもつ通念だと見ていい、或いは少なくともただの社会意識としての通念(夫を世....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
ない。もしそうならば誰が一体全体主義者にならないものがあるだろうか。全体主義が今
日意味を持っているのは社会における各種の(個人同志のまた階級層間の)対立をそのま....
「中支生活者」より 著者:豊島与志雄
郎氏の存在に気付くであろう。 杭州は蒋政権軍資の源泉の一つでもあったし、また抗
日意識の最も旺盛な土地の一つでもあったし、最近まで軍事上の前線的地域に位置しても....
「雁」より 著者:森鴎外
ばかりも暮していた。つまりその間は末造の詭弁が功を奏していたのである。然るに或る
日意外な辺から破綻が生じた。 さいわい夫が内にいるので、朝の涼しいうちに買物を....