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日昇
「日昇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日昇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
覓《もと》めて得ざりければ、鵠《はくちょう》の足を縻《つな》いで石崖頂に置き、白
日昇天したと言い触らし、愚俗これを信じて子孫を天師と崇《あが》めた(『五雑俎』八....
「わが寄席青春録」より 著者:正岡容
「慶安太平記」(善達京上り)とともにこれが大ヒットして、トントン拍子に金馬君は旭
日昇天の人気者になった(重松の善達もこのニットーの節調が一番哀しく美しいのに、私....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
学勃興の機運に際会したは全く何かの因縁であったろう。 当時の春廼舎朧の声望は旭
日昇天の勢いで、世間の『書生気質』を感歎するやあたかも凱旋将軍を迎うる如くであっ....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
家の礼を以て遣わした国書を見て、不満であったに無理はないが、しかもその我を以て旭
日昇天の義ある日出処と称し、彼を目して凋落の義にも取れやすき日没処となした点にお....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
減ぜず、海水の温度は八十度に達し、甲板上に横臥するも、なお発汗を免れず。朝六時に
日昇りて、夕六時に没し、没後ただちに暗黒となる。まことに昼夜平分なり。これ、赤道....
「三国志」より 著者:吉川英治
た。 それに烏巣焼打ち以後、兵糧難の打開もついて、丞相旗のひるがえるところ、旭
日昇天の概があった。 許攸も、その後、曹操に好遇されていた。彼はまた、曹操に告....