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「日時〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日時の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
(Clepsydra)と名付ける水時計と、それからポロス(Polos)と名づける日時計である。後者は一本の垂直な棒の下へその棒と同長の半径を有する凹半球に度盛を....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
奇しそうな視線を立ち並ぶ古代時計に馳せはじめた。 それには、カルデアのロッサス日時計やビスマーク島ダクダク講社の棕櫚絲時計。水時計の類には、まず、トレミー朝歴....
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
日叔父の定次郎が支倉方に、貞の行方を尋ねに来た事に及んだ。 問 定次郎の来た月日時間は如何か。 答 月日を覚えません。夕方でした。其時の話に今日病院へ行くと....
私の父」より 著者:堺利彦
は父の意見に依って一日二日延ばされるのであった。さてそれからが大変で、それを食う日時が容易に決定されない。アシタにせよとか、アサッテにせよとか、毎日食うては悪い....
」より 著者:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ
仆れてしまう。 次第にクサカは食物の心配などもないようになった。別荘の女中が毎日時分が来れば食物を持って来る。何時も寝る処に今は威張って寝て、時々は人に摩られ....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
萄――。近東の名菓がたわわに実っているところは、魔宮か、魅惑の園のよう。そこへ、日時計のついた噴泉が虹をあげ、風は樹々をうごかし、花弁は楽の音にゆすられる。彼は....
ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
は稍滑稽を感じ、勘定をすませてそこを出た。 僕は心の抑制から脱して、伽藍の壁の日時計の残っているのを見ていた。時計の真中に黄金の光が炎のように画いてあって、そ....
阿Q正伝」より 著者:井上紅梅
で、彼の竹箸を捻じ折り、彼の辮子をほかして、うんと横面を引ッぱたいて、彼が生年月日時の八字を忘れ、図々しくも革命党に入って来た罪を懲らしめてやりたくなって溜らな....
現代忍術伝」より 著者:坂口安吾
ルさんの強迫状をうけとって、アハハ、いわばですよ。悪くとらないで下さいね。指定の日時に指定の場所へお金を持ってくワケでしょう」 「これは恐れいりましたな。では、....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
うことです。曰く、殺された女がヒサであるということを分らせるため。曰く、殺された日時や場所が直ちに分ってもらいたいため。以上の理由にもとづくのです。犯人はヒサの....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
と、彼は在宅しておって、自分がその本の所持者であることを肯定したが、 「それは昨日時田に貸した本さ。時田と母里と川又という三人が遊びに来たから、時田にその本を貸....
花咲ける石」より 著者:坂口安吾
ける以外に仕方がない。そこで心を定め、 「茶店の主人の申す通り、定法にのっとり、日時を定めての上ならば御所望通り試合に及びましょう。明日はいかがでしょうか」 「....
誓之巻」より 著者:泉鏡花
んで聞いていらっしゃるの。 どんなにか心細いでしょう。寝たっきりで、先月の二十日時分から寝返りさえ容易じゃなくッて、片寝でねえ。耳にまで床ずれがしてますもの。....
妖怪学」より 著者:井上円了
これをのがるる法あり。その法に曰く、 方位凶殺の悪方を免れんとするときは、年月日時のその人の星に相生するの、吉星の巡る方の神仏の地より砂を取りきたり、その宅の....
迷信解」より 著者:井上円了
凶の別があるのじゃ。今一例を挙ぐれば、明の太祖が天下を一統したる後に、太祖と年月日時を同じくして生まれたるものは、いかなる生活をなしおるかを知らんと思い、あまね....