日晒し[語句情報] » 日晒し

「日晒し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日晒しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
た。 鶏をぬすんだ罪人の仕置は、まだこれだけでは済まない。彼は斯うしてここに半日晒しものにした上で、棒しばりにして広小路は勿論、馬道から花川戸のあたりまで、引....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
二人ともに大熱を発して牢死してしまいましたので、その死骸は塩詰めにして日本橋に三日晒しの上、千住で磔刑に行なわれました」....
死者の書」より 著者:折口信夫
つめたような目して、見入って居る姫を見ると、刀自は口を開くことが出来なくなった。日晒しの茎を、八針に裂き、其を又、幾針にも裂く。郎女の物言わぬまなざしが、じっと....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
体放れ放れにして流してしまって、首だけこっちに取って来るのです。で三日あるいは七日晒し者にするもあり、あるいは晒さずにその首を瓶の中に入れて、そういう首ばかり集....
屍体と民俗」より 著者:中山太郎
の死人が肌に着けていた衣類を竿に掛け、水気の断えぬように水をかけるが、これを『七日晒し』と云うている。俚伝にはこの水がきれると、死人の咽喉が乾いて極楽に往けぬか....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
で吊し、四十九日の間は昼夜とも水の乾かぬように間断なく水を懸ける。俗にこれを『七日晒し』と云うている。それから和歌山県海草郡|有功《いさお》村大字|六十谷《むそ....