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日本共産党
「日本共産党〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日本共産党の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「刻々」より 著者:宮本百合子
夕方の六時だ。自分は憎しみによって一層根気づよくなり腰をおとさず揉み合っている。
日本共産党をどう考えるかというようなことである。 自分は、
日本共産党は飽くまで....
「逆襲をもって私は戦います」より 著者:宮本百合子
うちは『働く婦人』の問題などをゴトゴト調べられていたが、二ヵ月目ぐらいから中心が
日本共産党へ金を出したとか出さぬとかいう、所謂《いわゆる》「同情者」の問題に移り....
「幸福のために」より 著者:宮本百合子
せん。すぐ男は肩組みして水に入り、弱いものは中にはさんで、働きはじめるでしょう。
日本共産党は、先ず身をもって自分から河へふみこんで来ているこの男のように、誠実で....
「社会生活の純潔性」より 著者:宮本百合子
る。 むかし社会主義の思想と運動が治安維持法によって極端に弾圧されていた時代、
日本共産党が非合法な政党としてひどい目にあわされていた時代、運動に入って困難な闘....
「共産党とモラル」より 著者:宮本百合子
佐野学、鍋山貞親、三田村四郎などという今日の勤労階級の敵は三・一五事件のときの
日本共産党の指導者たちであった。 同じ三・一五の被告であった徳田球一、志賀義雄....
「今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
皇への困難な転換をおかしながら。 この期間もっとも進歩的な民主的見解を代表する
日本共産党は、天皇制の廃止を主張した。しかし天皇およびその一族の処置の問題は今後....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
及びその労働者階級」(副題、「戦争及び内部改革の接近を前にしてのコミンターン及び
日本共産党を自己批判する」)という八項からなる声明書とが検事局から出版されること....
「解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
だ人気も少い入口の柱に、アカハタ編輯局という貼紙が出された。やがて、おかしな字で
日本共産党と大書した板の看板がその入口の上にかかげられた。それは作者をうれしさで....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
根性である……。そのようなことを石村は威勢よく饒舌った。ふしぎに、憲法の改正とか
日本共産党の問題とかは、一言も出なかった。皆が彼に相槌を打った。酒の勢も加わって....
「インテリの感傷」より 著者:坂口安吾
れる共産党にとって考えてごらんなさい。反アメリカ的対立感のせいもあるでしょうが、
日本共産党は民族独立ということを云う。この狭小な国土に八千万を越す日本人が民族独....
「スポーツ・文学・政治」より 著者:坂口安吾
。日本の政党にはそんなのがない。だから本当に高い政治は行われたためしがないんだ。
日本共産党にしても日本政治の全体的な構想を考えていないと思われる。国内で政策をや....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
一人の部隊長があって、作戦を立て、号令をかけていた。ところが、この部隊長は、小隊長、中尉ぐらいのところで、これが
日本共産党というものであった。その上にコミンフォルムという大部隊長がいて、中尉の....
「独房」より 著者:小林多喜二
そして鉄棒と鉄棒の間に顔を押しつけ、外へ向って叫んだ。 「ロシア革命万歳※」 「
日本共産党バンザアーイ※」 ワァーッ! という声が何処かの――確かに向う側の監....
「戦後合格者」より 著者:坂口安吾
敗戦後の日本に現れたニューフェースの筆頭は公認された
日本共産党であったろう。しかし、これぐらい内容拙劣なニューフェースは他に例がなか....
「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」より 著者:戸坂潤
(付記) 本篇は唯物論研究会の中心人物たる戸坂潤が書いて東京地方裁判所検事局に提出したものである。本篇の内容中
日本共産党と同研究会との関係等重要部分に於て嘗てこの「思想月報」第一号に掲載した....