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「日本国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日本国の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二人小町」より 著者:芥川竜之介
借りることが出来る。このくらい強いものはありますまい。またほんとうにあなたがたは日本国中至るところに、あなたがたの餌食《えじき》になった男の屍骸《しがい》をまき....
首が落ちた話」より 著者:芥川竜之介
。その次には私たちを偵察に出した、私の隊の上官が憎い。最後にこんな戦争を始めた、日本国と清国《しんこく》とが憎い。いや憎いものはまだほかにもある。私を兵卒にした....
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
八紘一宇の御精神を拝すれば、天皇が東亜連盟の盟主、世界の天皇と仰がれるに至っても日本国は盟主ではありません。 しからば最終戦争はいつ来るか。これも、まあ占いの....
革鞄の怪」より 著者:泉鏡花
、いや、むしろ見られた事さえお有んなさらない。 東京でも、上野でも、途中でも、日本国において、私がこの令嬢を見ましたのは、今しがた革鞄の口に袖の挟まったのをは....
霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
兎に角、不意の来客としては五六十|人はなかなかの大人数でございます。ましてそれが日本国中にただ一人あって、二人とはない、軍の神様の御同勢とありましては大へんでご....
霊訓」より 著者:浅野和三郎
しつつある神霊運動の前には何物も抵抗すべくもない。世界で一番後一番後※しになった日本国でも、最早その傾向が顕著になった。慾にはここ両三年の努力で、日本をして、こ....
思い」より 著者:伊丹万作
問題はいつたいどうなるのであろう。簡単な問題ではない。 次に量の問題であるが、日本国内で、劇映画、年四十八本製作という数字は決して過少ではないと思う。このうち....
政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
な投票を棄権したからといつて、私は毫もおのれの良心に恥ずるところはない。むしろ、日本国民中の有権者の全部が、なぜいつせいに棄権して、あのような欺瞞政治に対する不....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
て、一切の責任から解放された気でいる多くの人々の安易きわまる態度を見るとき、私は日本国民の将来に対して暗澹たる不安を感ぜざるを得ない。 「だまされていた」といつ....
瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
がかかる推定より当時もっとも恐るべきの禍は外国の干渉に在りとなし、東西|開戦せば日本国の存亡も図るべからざるごとくに認め、以て勝氏の行為を弁護したるは、畢竟する....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
りて、わが僧侶の品行下等の地位にあるを見れば、その国に帰りて必ず人に語りて曰く、日本国の野蛮推して知るべし。僧侶の不道徳かくのごとし。すなわち、僧侶の不道不徳は....
西航日録」より 著者:井上円了
たり。これらの点は、いくぶんかわが邦人に似たるところあるがごとく感ぜり。されば、日本国は東洋の英国というよりも、むしろ東洋のアイルランドという方適当ならんか。余....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
じめて会ったのに旧知の人の思いがした。豪気の持ち主で堂々としてだれもかなわない。日本国の一男児である。) の狂詩を船医に贈り、もって告別の辞に代う。 八日、曇....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
めて成立せる内閣でありますから、独立後の日本をどうするかという抱負経綸が示され、日本国民に独立の気魄を吹き込み、民族として立ち上る気力を与えることが、その務めで....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
格化しているではないか。 我らの信仰に依れば、人類の思想信仰の統一は結局人類が日本国体の霊力に目醒めた時初めて達成せられる。更に端的に云えば、現人神たる天皇の....