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日本書紀
「日本書紀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日本書紀の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
死《しぬ》る者|衆《おお》し。艫舳《へとも》、廻旋《めぐら》することを得ず。」(
日本書紀《にほんしょき》)
いかなる国の歴史もその国民には必ず栄光ある歴史であ....
「もの思う葦」より 著者:太宰治
る。フランスは、詩人の国。十九世紀の露西亜は、小説家の国なりき。日本は、古事記。
日本書紀。万葉の国なり。長編小説などの国には非ず。小説家たる君、まず異国人になり....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
は日本歴史の初歩として学ぶ国作りの伝説である。 国作りの伝説は、「古事記」や「
日本書紀」によって伝えられたもので、荒唐無稽な神話のように思われるが、わが国土が....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
ない。やっとのことで、大正十年が一千三百年の遠諱に当るということに気がついた。『
日本書紀』は文庫本でこの頃手に入れたが、その本文から年代の纏った知識を得ることは....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
要だということは、我々が痛切に経験したことである。八紘一宇とやら称して古事記だの
日本書紀だのというものから論理を探してきたのが現代の話だからね。それに比べれば南....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
は一体にして顔が二ツ、手足四本、これによって両面四手と云う、という、この怪人物は
日本書紀にチョッピリと記事があって、仁徳天皇六十五年の条に、 「ヒダの国に宿儺(....
「文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
の主観があまりに勝ち過ぎていて、地方色が出ているとは言い難いのであります。遠く『
日本書紀』や『万葉集』や『古今集』などにも、既に東北地方は紹介されてはいるのであ....
「美の日本的源泉」より 著者:高村光太郎
す。 最も壮観を極めるものに薬師寺金堂の薬師三尊の巨大な銅造仏がある。古事記、
日本書紀の出来た頃前後の作と思われるが、その端厳にして旺盛な仏徳発揚の力といい、....
「国栖の名義」より 著者:喜田貞吉
』と訓むべきもので、『クスドモ』と訓むのは、古意でないかもしれない。飯田武郷翁は
日本書紀通釈において、夫木集の、 遠つ人、吉野のくにすいつしかと、仕へぞまつる年....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
に火明命の後裔と称する丹治比姓のもので、間人姓を称えたものであったと見える。また
日本書紀孝徳天皇白雉五年の条に、遣唐使判官|中臣間人連老という名が見えていて、中....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の断片になったりしたにしても、記録の行われる時代まで持ち越されて、『古事記』や『
日本書紀』や『古語拾遺』やのうちに、二百あまりも書きとどめられたことは、私どもに....
「古事記」より 著者:武田祐吉
つたのだろう。奈良時代には、帝紀、日本帝紀など稱する書物の存在したことが知られ、
日本書紀に見える帝王本紀というのも、同樣の書物であつたのだろう。 本辭は、また....
「古事記」より 著者:太安万侶
した。 三、スサノヲの命 穀物の種 ――穀物などの起原を説く插入説話である。
日本書紀では、月の神が保食《うけもち》の神を殺す形になつている。―― スサ....
「神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
今日に伝わっている我が国の最古の史籍たる『古事記』と『
日本書紀』との巻頭にはいわゆる神代の巻という部分がある。『古事記』は和銅五年(7....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
ものであった。神武天皇御東征の時に、大和の土人|弟猾は生酒を以て皇軍を饗したと「
日本書紀」にある。牛肉を肴として酒を飲んだものであろう。また「古語拾遺」には大地....