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「日東〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日東の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
或る女」より 著者:有島武郎
に一日を暮らすかと思えば、その秋の一日の長さが葉子にはひどく気になり出した。明後日東京に帰るまでの間に、買い物でも見て歩きたいのだけれども、土産物《みやげもの》....
外科室」より 著者:泉鏡花
ともかくも口実を設けつつ、予と兄弟もただならざる医学士高峰をしいて、某《それ》の日東京府下の一《ある》病院において、渠《かれ》が刀《とう》を下すべき、貴船《きふ....
後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
》教青年』という雑誌を出した。それで私のところへもだいぶ送ってきた。そこで私が先日東京へ出ましたときに、先生が「ドウです内村君、あなたは『基督教青年』をドウお考....
婦系図」より 著者:泉鏡花
あった。 あの、音の冴えた、軽い車の軋る響きは……例のがお出掛けに違いない。昨日東京から帰った筈。それ、衣更えの姿を見よ、と小橋の上で留るやら、旦那を送り出し....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
爆撃を開始し、戦略的効果をねらうに至り、五月十四、十七日名古屋に、二十三、二十五日東京、二十九日横浜に来襲した。 この空襲で注目されるのは、二十九日の横浜爆撃....
闖入者」より 著者:大阪圭吉
ることにした。 苦り切って一行に従った金剛蜻治は、警察署のある町まで来ると、昨日東京を発った時に見送ってくれた別荘主の津田白亭に、まだ礼状の出してなかったこと....
駆逐されんとする文人」より 著者:内田魯庵
加之ならず、電車がイクラ迅速でも、距離が遠ければ遠いほど時間を要する。逗子から毎日東京へ通った経験のある人の咄に、汽車の時間は往復四時間だが、汽車の待合せやらス....
火薬船」より 著者:海野十三
ができるにちがいない。そのときこそは、わしが号令をかけるから、そこでみな立って、日東健児の実力をみせてやるのだ。わしの好きな大石良雄はじめ赤穂四十七義士にも、時....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
けんまくの前に、誰一人あらわれる者もなかった。 それにしても、気がかりなのは、日東の熱血児太刀川時夫のことではないか。どうしたのか、彼は先ほどからちっとも姿を....
浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
ンチ砲が、大空にむっくりと恐しい姿を現すところが見られるというのである。 わが日東帝国のため、いよいよこれから本当の腕をふるって貰わねばならぬという時、部下思....
指輪一つ」より 著者:岡本綺堂
せん。」 「そうかも知れません。」 僕はおごそかに答えました。 われわれは翌日東京に着いて、新宿駅で西田さんに別れました。僕の宿は知らせておいたので、十月の....
暗号数字」より 著者:海野十三
が、とぶようにして入ってきた。 「帆村さん、どうしました」 「おお、栗山さん。今日東京へ飛ぶ旅客機に間にあいませんか」 「えっ、旅客機ですか、こうっと、あれは午....
淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
時、椿岳は頼まれて本堂の格天井の画を描いた。 椿岳はこの依頼を受けると殆んど毎日東京の諸寺を駈巡って格天井の蟠龍を見て歩いた。いよいよ着手してから描き終るまで....
西航日録」より 著者:井上円了
意一朝辞帝京、学生千百送吾行、鉄車将動煙先発、万歳声埋汽笛声。 (意を決してこの日東京に別れを告げる。ときに学生千余人がわが旅立ちを送ってくれた。汽車の動かんと....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
於ける如く明瞭でなかった。もちろん漢民族は自ら中華をもって誇っておったものの、今日東亜の大陸に歴史上何民族か判明しない種族の多いのを見ても民族間の対立感情が到底....