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「日次〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

日次の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
わが町」より 著者:織田作之助
ると、君枝がつくって置いた冷しそうめんも食べずに、そのまま鼾だった。 君枝は今日次郎に会ったことを言いそびれた。 言えば、他吉はびっくりもし、喜びもするだろ....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
紀警察の出すぎた一例となるだろう。 文化警察もその通りで、例えば思想警察権は今日次第に思想者の私的生活にまで立ち入って来つつあるように見受けられる。この頃流行....
十二支考」より 著者:南方熊楠
、すべての悪性動物を制禁して生ずるなからしめたというたんだそうな(チャンバース『日次事纂《ブック・オヴ・デイス》』二、『フォクロール』五巻四号)。アイスランドも....
十二支考」より 著者:南方熊楠
无《けなし》かてては八島なりけり」と載す。『続々群書類従』一に収めた、『内宮氏経日次記』には「阿婆羅気《あばらけ》や、島は七島と申せども、毛無からには八島なりエ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
』三七章。スミスの『希羅人伝神誌辞彙』一八四四年版一巻二一七頁。チャムバースの『日次書』一巻一二六頁。『大英百科全書』十一版二巻六九頁参照)。 さてアントニウ....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
としてこの文学的なジャーナリストの方である。広義のジャーナリストの生活は一般に今日次第に資本主義的生産機構の栄光から脱落しつつある。処が之に反して最近の日本の事....
十二支考」より 著者:南方熊楠
に嫌うよりの反動だ。それから上述露国の旧信者が油虫も天より福を持ち下ると言い、『日次紀事』に初寅の日鞍馬寺で福授けの蜈蚣《むかで》を売ったとあるなど、魔王でも悪....
次郎物語」より 著者:下村湖人
みの感情だった。 だが、こうした秘密な売立も、そう永くは続かなかった。 ある日次郎は、父が小用か何かに立ったあと、一人で長持の前に坐って、長い刀を、おずおず....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
、十二神め!」 「館林様こそよくございません」 その後の事を十二神貝十郎は、後日次のように人に話した。 お小夜と珠太郎の媾曳をだね、築山の蔭から見ていたのは....
次郎物語」より 著者:下村湖人
った。 「飴だと少しは残っていたかも知れないがね。でも、珍しくもないだろうよ。毎日次郎にもやっていたんだから。」 俊亮は、もう何も言わなかった。そして、巻煙草....
日記」より 著者:宮本百合子
の研究、三、漢文は本でよむこと、四、学校より教師について英語を学ぶこと、五、明後日次の原稿の箇条書きを持って来ること、などであったそうだ。 夜、清野暢一郎氏よ....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
り再び感応電流の研究にもどり、電流を切るときに生ずる火花から電流が自己感応で、翌日次の様に書いた。「電流の各部分は感応によりて同一の電流の他の部分にも作用し、か....
寝ぼけ」より 著者:夢野久作
て袴をはいて新しい靴下と白足袋をはいて、それからもし運動会がなかった時の用心に昨日次の日の時間割に合わして本を詰めて置いた鞄を荷いで、学校に行きました。 来て....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
祖七葉などと記されているが、その花摘の行わるる日も同じ月の八日であった例が多い。日次記事に依れば、東寺などで花摘といったのはこの日花御堂を結構して、小釈迦の銅像....