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日正
「日正〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日正の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
かしっかりしているから、大丈夫だよ」 伝兵衛は笑っていた。 三 廿
日正月《はつかしょうがつ》という其の日も暮れて、宵闇《よいやみ》の空に弱い星のひ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ではないかというのである。それも一応もっともな抗議ではあるが、実際はこのように後
日正当として確認された哲学的の主張と同時にまたこれと正反対の意見が他の主要な思索....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ない。日記を書くのも反省以て新しい勇気を起こさんためである。 八月十五日 ◯本
日正午、いっさい決まる。恐懼の至りなり。ただ無念。 しかし私は負けたつもりはな....
「地獄の使者」より 著者:海野十三
―今日の調べの話をすっかり僕に聞かせてくれないか」 土居の要求を容れて、彼は今
日正午頃から旗田邸に於いて行われた取調べについて詳しく話をした。その話の途中、土....
「沈没男」より 著者:海野十三
(×月×日、スカパフロー発) 余は本
日正午、無事ロイヤル・オーク号に乗艦せるをもって、御安心あれ。 余は、どうせ乗....
「棺桶の花嫁」より 著者:海野十三
を焼け灰のなかに立てると、それに彼の名刺をつきさした。名刺の上には、「無事。明三
日正午、観音堂前ニテ待ツ。松島房子ドノ」と書いたが、また思いかえして、それに並べ....
「月世界競争探検」より 著者:押川春浪
り。されば二人はいよいよ死を決して、嬢が悲を除き、日頃の思を遂げんと、いよいよ今
日正十二時を期し、日比谷公園より、各自の飛行船に乗じて出発の途につくべしと。云々....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
この興行は、歌舞伎座の狂言が「おこよ源之丞」と「二十四孝」と「明烏」で、一月十二
日正午十二時に開場し、明治座は「伊達騒動」の通し狂言で、同日午前十時に開場した。....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
告ニ出マス件ト、妹ノ方ノ件ト二ツノ急要ガアルタメデス、オユルシ下サイ 五
日正午 緑雨の失意の悶々がこの冷静を粧った手紙の文面にもありあり現われておる。....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
もあらばこの神秘の霊域を探検して世に紹介しようと思うていた。幸い四十二年八月十二
日正午、上高地の仙境に入門するの栄を得た。 当時、この連峰の消息を知っている案....
「西航日録」より 著者:井上円了
は満月のごとく、江山を照らさずしてわが心を照らす)とうそぶけり。十八日滞泊、十九
日正午出帆、二十日朝門司着。哲学館出身者泉含章氏、小艇をもって出でて迎うるあり。....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
船中の無聊を慰むるために大合奏会あり。 十二日、晴れ。好風穏波連日のごとし。昨
日正午より今
日正午まで一昼夜間に、わが船三百九十一マイルを航走せり。これ、今回の....
「海の少年」より 著者:小川未明
物をその子供にお返しなさいよ。」と、かたくいいきかされたのであります。 明くる
日正雄さんは、また海辺へいきますと、もう自分より先にその子供がきていまして、昨日....
「おじいさんの家」より 著者:小川未明
すと、ボンの死んだころと、おじいさんのなくなったころと同じでありました。また、先
日正雄の家へやってきたおじいさんと、死んだおじいさんとは、ようすがそっくり似てい....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
わせなかったが、仲間から発会式の模様をきき、翌日、さっそく学校の許可を受け、十二
日正午から軍研反対の学生大会を開くことにした。 ところが相撲部など運動部を中心....