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日源
「日源〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日源の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源おじ」より 著者:国木田独歩
子弟が語学の師を桂港《かつらみなと》の波止場に送りし年も暮れて翌年一月の末、ある
日源叔父は所用ありて昼前より城下に出でたり。 大空曇りて雪降らんとす。雪はこの....
「武蔵野」より 著者:国木田独歩
の地図に入間郡「小手指原《こてさしはら》久米川は古戦場なり太平記元弘三年五月十一
日源平小手指原にて戦うこと一日がうちに三十余たび日暮れは平家三里退きて久米川に陣....
「源氏物語」より 著者:紫式部
まいには何も読めなくなって、苦しい思いの新しく加えられた運命を思い続けた。 翌
日源氏の所から小君《こぎみ》が召された。出かける時に小君は姉に返事をくれと言った....
「源氏物語」より 著者:紫式部
いかにもそれらしく、時雨《しぐれ》がこぼれたりして、空の色も身に沁《し》んだ。終
日源氏は物思いをしていて、 過ぎにしも今日別るるも二みちに行く方《かた》知らぬ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
まう。こんなことで小さいおからだがどうなるかと思って、乳母も毎日泣いていた。その
日源氏の所からは惟光《これみつ》をよこした。 伺うはずですが宮中からお召しがあ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
きない国へは行く気がしませんわね」 こんなことを言う女房は皆涙ぐんでいた。この
日源氏から来た手紙は情がことにこまやかに出ていて、御息所に旅を断念させるに足る力....
「源氏物語」より 著者:紫式部
った。人が不審を起こすであろうことをはばかって、念誦《ねんず》堂に引きこもって終
日源氏は泣いていた。はなやかに春の夕日がさして、はるかな山の頂《いただき》の立ち....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
応対したのは、それから間もなくのことであった。 貴殿と源女との以前の関係を、昨
日源女より承わった。そうして昨日水品陣十郎が、どこやらのお長屋の庭において、誰や....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
き髪を掻きむしり、一文|貰いに乞食が来ても甲張り声に酷く謝絶りなどしけるが、ある
日源太が不在のところへ心易き医者|道益という饒舌坊主遊びに来たりて、四方八方の話....