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日西
「日西〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日西の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛卿伝」より 著者:田中貢太郎
宮袍錦を製す 妻を封じ母を拝するを待たんことを要す 君|須らく聴取すべし 怕る
日西山に薄って愁阻を生じ易きことを 早く回程を促して 綵衣相対して舞わん 歌が....
「殺人鬼」より 著者:浜尾四郎
り、母はとり返しがつかなくなつてから自分のかたきを知つたのでございましよう。あの
日西郷へ薬をとりにまいりましたのはやすやですが、やすやが帰つてから薬はさだ子が受....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
香の知識があったので、自分らには解らぬ事を下等とか野鄙《やひ》とか卑蔑するのが今
日西洋の文化或る点において退却を始めおる徴《しるし》じゃ。しかし以前はさっぱり取....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
音律形式を代用したらどうだろうか。考えるまでもなく、これはどっちも同じことだ。今
日西洋音楽に唱歌するため、しばしば六四調や八五調の韻律されたものを見るけれども、....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
「百翁はもっとものがわかっている男だと思っていたのに、案外そうでもなかった。今
日西瓜をふるまうのに、わざわざ砂糖をふりかけていたが、西瓜には西瓜の味があるもの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
の頃既に雷槌という名はあったのだ。古ギリシアローマともにかかる石器を神物とし、今
日西アフリカにおけるごとく、石斧に誓うた言をローマ人は決して違《たが》えず。契約....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
(二)佐野鍋山除名の『赤旗』号外 五通
(三)昭和九年一月二
日西山個人署名論文
(四)スパイ最高処分ヲ強調セルモノ 五通
....
「詩想」より 著者:国木田独歩
しみじみうれしく思いぬ。童はいつしか地の上のことを忘れはてたり。めさめし時は秋の
日西に傾きて丘の紅葉火のごとくかがやき、松の梢を吹くともなく吹く風の調べは遠き島....
「教育の目的」より 著者:福沢諭吉
逐い、英人が印度地方大洋諸島に往来して暴行をたくましゅうしたるもその一例なり。今
日西洋において仏国|盛《さかん》なり英国富むというといえども、その富のよってきた....
「赤坂城の謀略」より 著者:国枝史郎
人王九十五代ニ当ツテ、天下一|度乱レテ而テ主安カラズ。此時|東魚来テ四海ヲ呑ム。
日西天ニ没スルコト三百七十余箇日。西鳥来テ東魚ヲ食ウ。其後海内一ニ帰スルコト三年....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
さずして貢物を納め、また男女の調を奉らん。この誓や神明の前に於てす。東より出ずる
日西より出で、北より流るる鴨緑江南より流るるとも反くことあらざるべし」と奏上した....
「白峰の麓」より 著者:大下藤次郎
建物が見え、樹が繁っている。紅葉の色もよい、山上の見晴しもよかろう。 番頭に明
日西山行の人夫を頼む。女中のお竹さん、西山の景勝を説くこと極めて詳、ただし湯島近....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
り。これ、余が今度遠遊を計画したるゆえんなり。 政教子曰く、器機的の文明は、今
日西洋に存するものをただちにわが国に適用することを得るなり。例えば汽船、汽車のご....
「徒歩旅行を読む」より 著者:正岡子規
忘れると同時にまたその羨《うらや》ましさはいうまでもない。殊にこの紀行を見ると毎
日西瓜何銭という記事があるのを見てこの記者の西瓜好きなるに驚いたというよりもむし....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
の心ほど大切なものはありませんね。料理の事はその通りで我輩《わがはい》は今まで毎
日西洋料理屋から二品三品ずつ取寄せて食べていたがどうしてこういう料理を作るかと研....