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日面
「日面〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
日面の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「犬と笛」より 著者:芥川竜之介
ばかり見ていたが、お前が木を伐《き》りに来始めてからは、その笛の音に誘われて、毎
日面白い思をしていた。そこで今日はそのお礼に、ここまでわざわざ来たのだから、何で....
「野菊の墓」より 著者:伊藤左千夫
れ」 その日は三人がいく度もよりあって、いろいろな物を拵えては茶ごとをやり、一
日面白く話をした。民子はこの日はいつになく高笑いをし元気よく遊んだ。何と云っても....
「続獄中記」より 著者:大杉栄
見した。もっともその後証拠不十分で放免になったと聞いたが。 教誨師については先
日面白い話を聞いた。荒畑と山川とが東京監獄から放免になるのを、朝早く、門前のある....
「現代の主題」より 著者:宮本百合子
夢」が五十日間上演されて、東宝の財政をうるおした。 興味深いものは、私たちが今
日面している人間性解放の現実的諸要素の構成と、ルネッサンス芸術家としてのシェクス....
「今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
たことを御報告し、且つ驚嘆するものです。 金先生足下。ピポスコラ族には、遂に昨
日面接しました。それは全く唐突のことでありました。 私は洪青年と、長距離|鑿岩....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
ていた筈だ。 しかしこの降り坂も、もう大がいはここらでお止りのことと思う。 先
日面会の時に言ったドイツ語の本は、あれで分ったか。一つは Ein Blick i....
「小さい子供」より 著者:宮本百合子
を作るの。 「奇麗な可愛い人。 山島先生みたいな可愛い人を作るの。 (自分を毎
日面倒見て下さる学校の先生の事なのです。) 「でもあんな大きい人許りでは仕様がな....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
持がして居ります。ほかでもない、あなたに御入用の本のことについて裁判長にやっと明
日面会できる始末だから。先週は祝日があって、一日おきのところがすっかり飛び、土曜....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
える。或は又自動車で動くようなことがあって、それが障ったのではあるまいかなど。明
日面会に行こう! そう思いつつこの手紙を書いて居ります。 私の健康はやっと起き....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
般であるのだから。
十四日の朝ついて、十五日は一日茶の間にいて、昨十六日、日曜
日面会いたしました。実にようございました。隆ちゃんは二十一日に立つことが、その前....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
らせられるといふ心持が分らないね。私なぞカストリていふ新日本の特産品をのんで、毎
日面白をかしく世渡りができるんだから、人間の心持てえものは、実に工夫がカンヂンで....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
朝夕に見たき心を忍ぶなるべし。いざや今一応約束の決行を促《うなが》さばやと、ある
日面会せしを幸いかく何日《いつ》までも世間を欺《あざむ》き小供にまで恥辱を与うる....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
が天の船で位山へついたという日本の主で、大和の敵軍が攻めてきたとき、ひそんでいた
日面の出羽の平のホラアナをでてミノの武儀郡下ノ保で戦い敗れて逃げ戻り、宮村で殺さ....
「妖怪学」より 著者:井上円了
んなり。例えば、だれにても、その友人に同姓の人三名ありと仮定するに、その一人は毎
日面接する人にして、つぎの一人は一年に一度ぐらい面接する人なり。しかして、他の一....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
および大人の障害物競走あり。 二日、晴れ。晨起遠望するに、渺茫無涯の海天、断雲
日面をおおい、その間隙より旭光の放射せるを見るは、すこぶる壮快なり。午後、大人が....